著 丘 美珍 Chiu Mei-chen、 鄭 仲嵐 Zheng Zhong-lan
2020年9月 文藝春秋
唐鳳(オードリー・タン)は2020年3月、コロナ禍にリアルタイムマスクマップ作製をサポートしたことで日本で非常に人気の高い人物となった。台湾のデジタル担当大臣で、IQが非常に高い天才、トランスジェンダーで、若く、日本の政界には登場したことのないタイプの人物である。そのため、唐鳳はその英語名のカタカナ表記、オードリー・タンで、熱心にインターネット検索されるようになり、メディアが競って彼女の話題を取り上げるようになった。
この本は読者のために、天才児童、独学の少年、プログラマー、起業家、トランスジェンダー、市民ハッカー、デジタル担当大臣というオードリー・タンの人生における7つのアイデンティティを、そしてそれぞれの段階での彼女が経験した困惑、探索と学びについて詳しく解説している。また彼女は自主学習に成功した心構えを共有し、自由への信念を掘り下げ、テクノロジーの未来についての見解を披露している。