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台湾漫画家と日本声優が豪華共演 「漫画の絆」色紙展第二弾 岩手県大槌町にて開催

掛軸-500×180cm

台湾文化の展開に新しいページが刻まれました。台北駐日経済文化代表処台湾文化センター主催で、台湾と日本の友好を深めることを目的とし、日台漫画家の感謝色紙228枚を展示する「漫画の絆」台日色紙展が、4月8日(土)より、岩手県大槌町で開始しました。展示開始にあわせて、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表、岩手県大槌町平野公三町長、岩手県八重樫幸治副知事、台湾漫画家の阮光民氏、柯宥希(顆粒)氏、彭傑氏、日本声優の島田敏氏、山口由里子氏、大槌町民が出席する開幕式と町民との交流会が、4月8日に開催されました。
  岩手県大槌町は、太平洋沿岸に位置する町で、東日本大震災の際には、甚大な被害を受けました。町民の不屈の努力や多数の支援により、現在は復興の道を歩んでいます。大槌町では、震災の際に多くの支援をいただいた台湾に対して、改めて感謝の気持ちを伝えること、台湾との友好を深めることを目的とし、交流活動を行っています。今回の台湾と日本の絆を表現する当展示が、大槌町で開催されることは、台湾と日本の友好の深化に繋がる大変意義のある活動です。

  謝長廷代表は開幕式の挨拶で、台湾が大槌町の復興に協力し、被災地の再建支援に携われたことを、光栄に思っていますと述べました。また、大槌町が「復興ありがとうホストタウン」として、東京オリンピック・パラリンピックでは、台湾選手を応援していただいたことや、2021年東日本大震災より11年目の年に、台湾への支援に対する感謝動画に参加いただき温かいメッセージを寄せていただいたこと、そして、今回の展示会、漫画家の方と声優の方との交流会のために、素敵な場所をご提供いただいたことに対して、改めて感謝を伝えました。そして、台湾と日本のこのような「善の循環」が、末永く続くことに期待を寄せました。

大槌町町長平野公三様は開幕式に台湾語で「ありがとう」意味する「多謝」(ドーシャ)で挨拶されました。イベント前の会場では、2021年より、台湾各地で巡回した色紙展の様子を記録した動画を公開しました。開幕式に参加した多くの町民の方が、動画の中の、台湾と日本のお互いを思いやる気持ちや、双方の漫画家の方からの感謝色紙を見て、感動する姿が見られました。
イベントの後半では、台湾を代表する柯宥希(顆粒)氏、彭傑氏、阮光民氏の三名の漫画家と、日本を代表する島田敏氏、山口由里子氏の二名の声優との交流会が行われました。

島田敏氏は、代表作である忍たま乱太郎のヘムヘムにまつわるお話や、山口由里子氏は、ONE PIECEのロビンの名シーンの秘話を披露し、開場は大盛りあがりとなりました。また、台湾の漫画家の柯宥希(顆粒)氏・彭傑氏や自分たちの作品には日本の高校生がモデルになっているものもあるけれども、昨日大槌高校を訪問し、その時に初めて日本の高校に入り、高校生と交流し、大変楽しく、今後の創作活動の刺激にもなったと話しました。阮光民氏は、声優お二人にキャラクターの演出方法などを尋ね、台湾の漫画家と日本の声優の方と漫画を通じた交流を行いました。
また、台湾の漫画家は「大槌町」をイメージした色紙をその場で描きました。阮光民氏は昨日訪問、交流した台湾の支援で再興した吉里吉里保育園と自身の作品である『用九商店』のキャラクター、彭傑氏は蓬莱島と大槌町のキャラクターであるおおちゃんをモチーフにした女の子を、そして柯宥希(顆粒)氏は、大槌高校の制服を着たキャラクターと大ちゃんを描きました。来場者も、短時間のうちに描きあげられた大槌町をイメージした色紙を見て、驚き、感動していました。

「漫画の絆」台日色紙展は、4月8日(土)から4月16日(日)まで、大槌町で開催いたします。第三弾は4月27日(木)より、東京の台湾文化センターで展示する予定です。台湾の方も日本の方も、この機会に、台湾と日本が結ぶ「漫画の絆」を、ご覧ください。

 
・大槌町文化交流センターおしゃっち
住所:岩手県上閉伊郡大槌町末広町1-15
営業時間:09:00-21:00(毎週火休館)
展開期間:2023年4月8日(土)-4月16日(日)
展開場所:1Fエントランスホール
HP:https://www.oshacchi.com/