2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように台湾映画の"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けする台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のイベントシリーズ、2019年の第6回は、8月24日14時から、若手クリエイターの短編『冷蔵庫(原題:冰箱)』と『インターフォン(原題:對講機)』です。
これは、昨年の金馬影展のワークショップで製作された2作で、上映後には指導した姜秀瓊(チアン・ショウチョン)監督を招いて作品解説と製作過程、若手クリエイターたちの育成と成果について、また『牯嶺街少年殺人事件』で主役張震(チャン・チェン)の姉役で出演したことからスタートした映画制作者としてのキャリアなどをお話しいただきます。
また、姜秀瓊監督が数々の受賞を果たしたスミン主演の短編『跳格子』も特別上映します。
日時:8月24日(土)13時30分開場 14時開演
会場:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル2階
東京メトロ 銀座線「虎ノ門駅」9 番出口 徒歩 約 1 分
東京メトロ 丸ノ内線 日比谷線 千代田線「霞ヶ関駅」C2 出口 徒歩 約 3 分
都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A4 出口 徒歩 約 7 分
JR「新橋駅」日比谷口 徒歩 約 12 分
ゲスト:姜秀瓊(チアン・ショウチョン)監督(『風に吹かれて―キャメラマン李屏賓の肖像』『さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-』ほか)
MC:江口洋子(台湾映画コーディネーター)
入場:無料。事前申し込みで先着100名様をご招待します。
申し込み:8月5日(月)昼12:00より
満員になりましたので、申込を終了させていただきます。
たくさんのご応募ありがとうございました。
主催:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:台北金馬影展執行委員會/姜秀瓊
『冷蔵庫(原題:冰箱)』(2018年 18分)※日本初上映
指導:黃信堯(ホアン・シンヤオ)
出演:連俞涵(リエン・ユーハン)安乙蕎(アン・イーチャオ)
3人の女性が住む古いアパートの一室で、台風の直後の夜に不思議な音が聞こえてくる…。
『インターフォン(原題:對講機)』(2018年 16分)※日本初上映
指導:姜秀瓊(チアン・ショウチョン)
出演:温貞菱(ウェン・チェンリン)夏騰宏(シア・タンホン)
アパートの壊れたインターフォンを巡り、様々な人間模様が展開。
『跳格子』(2008年 26分)※日本初上映
監督:姜秀瓊(チアン・ショウチョン)
出演:舒米恩(スミン)楊文文(ヤン・ウェンウェン)
違反駐車の女性とレッカー車の青年のハートウォーミング・ストーリー。
金馬奨最優秀短編賞、新人賞、台北電影節審査員特別賞受賞作。
姜秀瓊(チアン・ショウチョン)監督プロフィル
1969年生まれ。
台北芸術大学大学院在学中に楊德昌(エドワード・ヤン)監督の『牯嶺街少年殺人事件』に主役張震(チャン・チェン)の姉役で出演、この年の金馬奨で助演女優賞にノミネートされる。これをきっかけに楊德昌監督や侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督のもとで映画製作の仕事を開始。
2008年短編映画『跳格子』が金馬獎、台北電影節、金穗獎等数々の賞を受賞、2009年には香港の關本良(グァン・ベンリャン)と共同監督したドキュメンタリー映画『風に吹かれて―キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像(原題:乘著光影旅行)』が台北電影獎の最高賞百萬首獎を獲得、東京国際映画祭でも上映された。
2015年に東映が製作した『さいはてにて〜やさしい香りと待ちながら』で台湾人として初の日本映画の監督をつとめ高評価を得る。
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