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【講座】台湾カルチャーミーティング2017第7回「台湾音楽散歩--台北で音を見る、声に触れる」ゲスト:社会学者・李明璁

定員に達しましたため、受付を締め切りました。たくさんのお申込みありがとうございました。


Maydayやクラウド・ルーなど台湾の音楽を日本で聴くチャンスがぐんと増えてきました。アメリカや日本の影響を受けつつも独自の発展--台湾語〝演歌〞やフォークブーム、バラードとカラオケの隆盛、台湾土着のロックやダンスチューンの中国市場進出……を遂げてきた台湾ポップスシーンで、台湾の人びとはどんなふうに音楽を楽しみ、作り出してきたのでしょう? コンサートやラジオ、レコードショップ、あるいはクラブ(ディスコ)や路上……音楽が聞こえてくる場所はまさに、名もなき大衆の夢や希望、あるいは悲しみや怒りがほとばしる泉です。そんな「台湾人の音楽の聴きかた」をつまびらかにすれば、時代ごとに異なる台湾の世相と、歌が代弁した人びとの内面を感じとることができるのではないでしょうか?今回は気鋭の社会学者で、台湾と東アジアのサブカルチャーや消費活動を研究領域とし(フジロックは毎年参戦しているそう)、「音楽社会学」など人気講義を持つ李明璁さんに、台湾におけるポップミュージックの享受を語っていただきます。今台北で音楽と出会える場所はどこ?(台北MRTの発車メロディ策定にも関わったそう) 民主運動と音楽の共犯関係とは?(ソニックのフレディ・リムとも親交が深い) ポストCD時代の台湾ミュージシャンの未来? いろんな音楽ネタで楽しい交流の場にしましょう。(※シークレットゲストや音楽のパフォーマンス等はありません。)


日時:10月27日(金)19時から(およそ1時間半)
会場:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター(東京メトロ虎ノ門駅より徒歩1分)
定員:80名(入場無料、予約制。30分前開場、自由席)→ご予約の方は本ページ下の「参加申込」をクリックしてください。必要事項を記入のうえ、申込みいただくと、予約確認メールが自動返信されます(迷惑メールに分類される場合があります。事前に設定をご確認ください)記入項目のCAPTCHAは「音声再生」の左の横文字を枠にご記入ください。CAPTCHAのエラーと時間切れの場合になりましたら、リロードしてもう一度ご記入ください。
ゲスト:李明璁(り めいそう)
司会・通訳:天野健太郎(『歩道橋の魔術師』『星空』訳者)



◯ゲストプロフィール李明璁(り めいそう)1972年、台湾・台北生まれ。イギリス・ケンブリッジ大学(キングス・カレッジ)で、社会人類学博士号を取得。2001年には日本・ICU(国際基督教大学)で客員研究員を勤める。現在は、台湾大学社会学部で教鞭をとる。主な研究領域はポップカルチャー、メディア消費、ジェンダー、身体性、社会運動など。「台北電影節」「金鼎賞(政府主催の出版賞)」など多くの賞で審査員を務め、小学生がポップミュージックに触れるための補助教材編纂にも関わった。いっぽうで2008年に起こった「野いちご学生運動」の発起人として支援するなど、社会問題へ積極的にコミットメントしている。雑誌『Cue. 電影生活誌』で編集長を務めたほか、単著に『中国時報』連載エッセイをまとめた『物裡學』がある。近年は『時代迴音:記憶中的台灣流行音樂』『樂進未來:台灣流行音樂的十個關鍵課題』『耳朵的棲息與散步:記憶台北聲音風景』『台北祕密音樂場所:有音樂,我就能在這城市生存』など、台湾の音楽享受と製作環境に関する編著が続いている。
⇒李明璁さんのエッセイ(『物裡學』所収)はこちらで読めます。
http://motto-taiwan.com/2014/12/1207/
http://motto-taiwan.com/2014/12/1218/