客家文学は、台湾文学の中でも豊かな特色、文化的な深みを持っているきわめて重要なジャンルです。2018年、台湾の客家委員会は「台湾文学の珠玉シリーズ」と銘打ち、鍾肇政、李喬、曾貴海、利玉芳、甘耀明といった台湾文学で見逃すことのできない小説家、詩人の作品を日本語に翻訳し、日本で推進することとしました。2018年12月15日(土)、16(日)には、その一環として台北駐日経済文化代表処台湾文化センターにおいて「台日作家が語る客家文学」と「台日作家が語る創作観」という二つの主題でイベントを行います。ここでは台湾の作家李喬(録画)、曾貴海、利玉芳、甘耀明が自らの作品と創作観を語り、蜂飼耳、濱江順子、杉本真維子など日本の作家や詩人、また文藝春秋の鈴木文彦元編集長が客家の小説や詩に対する見方や自身の創作観を語ります。さらにこの会では、日本国際客家文化協会岡村央棟会長を司会にお招きするほか、天理大学の下村作次郎名誉教授、明治大学池田功教授(日本国際石川啄木学会会長)、フェリス女学院大学末岡実名誉教授を座長にお迎えします。台日の小説家と詩人が一堂に会し、台湾の客家文学について対話と交流をするこの興味深いイベントにぜひお越しください。
日時:2018年12月15日(土)、16日(日)
会場:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター(東京メトロ虎ノ門駅より徒歩1分)
定員:100名(入場無料、予約制。30分前開場、自由席)ご予約の方は本ページ下の「参加申込」をクリックしてください。必要事項を記入のうえ、申込みいただくと、予約確認メールが自動返信されます(迷惑メールに分類される場合があります。事前に設定をご確認ください)。記入項目のCAPTCHAは「音声再生」の左の横文字を枠にご記入ください。CAPTCHAのエラーと時間切れの場合になりましたら、リロードしてもう一度ご記入ください。
主催|客家委員会、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、林水福教授客家文学作品翻訳及び海外推進チーム
協力|国際石川啄木学会、日本国際客家文化協会
台日作家が語る客家文学 |
日時:2018年12月15日(土)PM1:00-5:00 会場:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター 司会:岡村央棟(日本国際客家文化協会会長) |
時間 | 内容 |
1:00-1:30 | 受付・入場 |
1:30-2:00 | 開会式 |
来賓挨拶 | 客家委員会主任委員 李永得 来賓挨拶 |
(記念撮影) |
2:00-3:40 | 作家による作品紹介 | 座長 | 講演者 |
『藍彩霞の春』 | 下村作次郎 天理大学名誉教授 | 李喬(小説家) 5分間の動画上映 |
『曾貴海詩選』 | 曾貴海(詩人) |
『利玉芳詩選』 | 利玉芳(詩人) |
『冬将軍が来た夏』 | 甘耀明(小説家) |
3:40-3:50 | 休憩 |
3:50-4:20 | テーマ | 座長 | 講演者 |
蜂飼耳が語る客家小説 | 末岡実 フェリス女学院大学 名誉教授 | 蜂飼耳(詩人・作家) |
4:20-4:50 | テーマ | 座長 | 講演者 |
浜江順子が語る曾貴海の詩 | 池田功 明治大学教授 国際石川啄木学会会長 | 浜江順子(詩人) |
杉本真維子が語る利玉芳の詩 | 杉本真維子(詩人) |
4:50- | 交流 |
台日作家が語る創作観 |
日時:2018年12月16日(日)PM 1:00-5:00 会場:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター 司会:岡村央棟(日本国際客家文化協会会長) |
時間 | 内容 | 登壇者 |
1:00-1:30 | 受付・入場 |
1:30-3:00 | テーマ | 座長 | 講演者 |
私の創作観 | 下村作次郎 天理大学名誉教授 | 曾貴海(詩人) |
利玉芳(詩人) |
甘耀明(小説家) |
3:00-3:20 | 休憩 |
3:20-3:50 | テーマ | 座長 | 講演者 |
日本の作家の小説作法 | 池田功 明治大学教授 国際石川啄木学会会長 | 鈴木文彦 『文藝春秋』元編集長・文藝春秋社常務理事 |
3:50-4:20 | テーマ | 座長 | 講演者 |
私の創作観 | 末岡実 フェリス女学院大学 名誉教授 | 杉本真維子(詩人) |
4:20-4:50 | 閉会式 | 台湾文化センター長 朱文清 |
4:50- | 交流 |