第16回東京フィルメックス、下記の台湾映画上映することが発表されました。
コンペティション部門 『酔生夢死』(監督:チャン・ツォーチ) 特別招待作品 『念念』(監督:シルヴィア・チャン)と『あの日の午後』 (監督:ツァイ・ミンリャン )
同時、【特集上映 ツァイ・ミンリャン監督 ホウ・シャオシェン監督】の特集開催される予定です。詳しくは、下記をご参考ください。
特集上映 ツァイ・ミンリャン
「特集上映:ツァイ・ミンリャン」は開催日程、会場、チケット発売方法が他と異なります。
会期:11/28(土)〜12/4(金) 各日2回上映会期:有楽町スバル座チケット発売方法:前売券は劇場窓口での取り扱いのみ(有楽町スバル座、有楽町朝日ホール)※ticket boardでの取り扱いはございません。
1957年、マレーシア生まれ。77年に台湾に移り、大学在学中からその才能で注目を集める。91年、テレビ映画「小孩」で、後に彼の映画の顔となるリー・カンションを見いだし、92年彼を主役にした『青春神話』で映画デビュー。つづいて発表した『愛情萬歳』、『河』が世界中で絶賛され、世界の巨匠のひとりとなる。2013年ヴェネチア国際映画祭にて、『郊遊〈ピクニック〉』を最後に劇場映画からの引退を表明。現在は、アートフィールドにて、映像作品や舞台演出などを手掛けている。
特別イベント 開催予定 2015年11月27日(金) 台湾文化センターにて
※詳細は https://jp.taiwan.culture.tw/News_Content.aspx?n=365&s=5973 ご参照ください。
特集上映 ホウ・シャオシェン
1947年、中国・広東省梅県に生まれ、翌年家族とともに台湾に移住。72年に国立芸術学院映画・演劇科を卒業後、映画界入り。以後、チェン・クンホウ監督作品をはじめ多くの映画に助監督・脚本家として参加。80年に『ステキな彼女』で監督デビューし、3作目の『川の流れに草は青々』(82)が批評家たちに絶賛され“台湾ニューウェーブ”の代表的存在となる。『風櫃の少年』(83)、『冬冬の夏休み』(84)が2年連続でナント三大陸映画祭グランプリを受賞、ホウの名が世界に知られるきっかけとなった。その後も『童年往時―時の流れ―』(85)がベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を、『恋恋風塵』(87)がナント三大陸映画祭最優秀撮影賞・編集賞を受賞するなど発表する作品はいずれも高い評価を受け、89年『悲情城市』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞、中国語圏で史上初の快挙となった。カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『戯夢人生』(93)以降も、『好男好女』(95)、『憂鬱な楽園』(96)、『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(98)、『ミレニアム・マンボ』(01)、『百年恋歌』(05)がいずれもカンヌ国際映画祭コンペティション部門に、小津安二郎の生誕100年記念作品『珈琲時光』(03)が04年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されるなど、彼の作品は常に世界の注目を集めている。自身初の時代劇アクションとなる『黒衣の刺客』(15)で第68回カンヌ国際映画祭最優秀監督賞を受賞した。 ホウ監督にとって初の全編日本ロケ&オール外国語(日本語)での撮影となった『珈琲時光』では一青窈、浅野忠信らを起用し、『赤い風船』(56/アルベール・ラモリス監督)へのオマージュとして製作された『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』(07)ではジュリエット・ビノシュを、そして『黒衣の刺客』では妻夫木聡、忽那汐里をキャストに迎えるなど、近年は中国語圏以外の俳優とのコラボレーションが続く。またプロデューサーとしても活躍しており、『台北カフェ・ストーリー』(10/シアオ・ヤーチュアン監督)、『天空からの招待状』(13/チー・ポーリン監督)など。