台湾文化センター×紀伊國屋書店 共同企画
台湾文化センターは2022年、紀伊國屋書店と共に「台湾を知るためのブックガイド」を出版し、6都市の店舗で開催した「臺灣書旅~Taiwan Book Fair~」は好評を博しました。2023年も引き続き、台湾を知るための冊子や台湾作家のトークイベントなどを通して、多様な魅力を持つ台湾を紹介してまいります。
台湾グルメ×女たち×鉄道小説=台湾漫遊鉄道のふたり
まず第一弾は、2021年に台湾出版界でもっとも権威ある金鼎賞の文学図書賞を受賞し、台湾で「歴史百合小説」というジャンルを生み出した『台湾漫遊鉄道のふたり』の刊行記念トークイベントです。
トークイベントの登壇者は、今作が初の日本語刊行となった著者楊双子(よう ふたご)さん、そして、ドラァグ・クイーンが営む夜食カフェ物語『マカン・マラン』シリーズで大人気の作家・古内一絵さんを対談相手にお迎えし、台湾・グルメ・小説という結び目から、美味しく、深くお話しいただきます。
「歴史百合小説」とは? 日本統治時代がなぜ舞台に? どんな台湾グルメが登場? など、ここでしか聴けないファン垂涎の対談をぜひお楽しみください。
★小説の結末に触れる可能性があるため、ぜひ物語をお読みになってからのご参加をおすすめいたします。
★イベントご参加の方には、楊双子さん自筆の設定資料を進呈いたします。
イベント開催日時:5月28日午後14:00
イベント会場:紀伊國屋書店新宿本店3階アカデミック・ラウンジ
詳細と参加方法は以下のリングをご覧ください
紀伊国屋書店のイベントページ
登壇者のプロフィール:
楊 双子(よう ふたご)
1984年生まれ、台中市烏日育ち。本名は楊若慈、双子の姉(「楊双子」は双子の妹「楊若暉」との共同ペンネーム)。
小説家、サブカルチャー・大衆文学研究家。本作が初の日本語刊行の小説作品。その他の著書に『花開時節』『撈月之人』『花開少女華麗島』(未日本語刊行)や、著者原作のマンガ『綺譚花物語』(サウザンブックス)がある。現在は台湾の歴史を題材にした小説執筆に力を注いでいる。
撮影/陳佩芸
古内一絵(ふるうち かずえ)
東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。
第五回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。
2017年『フラダン』で第6回JBBY賞(文学作品部門)を受賞。他の著書に『山亭ミアキス』(KADOKAWA)、『最高のアフタヌーンティーの作り方』、「マカン・マラン」シリーズ(4巻)、『銀色のマーメイド』、『十六夜荘ノート』(中央公論新社)等がある。