台湾文化部(省)、台湾デザイン研究院(所在地: 台北市)は、台湾クリエイティブの祭典「未来の花見:台湾ハウス」をこの秋、東京と京都で開催いたします。
コロナ禍でさらに深まった日本と台湾との友情を「花」というモチーフで表現し、日本で“未来の花見”という名の宴を催すことで、再会を待ち望む気持ち、そして台湾の自由な文化と多様なデザインを届けたいという想いが込められています。
台湾のクリエイティブシーンは、ここ10年で多様な変化をもたらしました。製造業中心だった産業界も、デザイン思考をコア・バリューとした国の政策などにより、台湾独自のオリジナリティとクオリティの向上を目指してきました。それは、いち早いSDGsへの取り組みやコロナ禍でのマスク配布のシステム構築など、前進する台湾のクリエイティブの特徴を表しています。
本イベントでは、これまでの歩みを踏まえ、台湾デザインの特徴を「リソースの統合」、「社会への応用」、「時代に応じるパワー」の3つに分けて、台湾デザイン産業の象徴的な10の事例を紹介します。さらに、今、台湾で最も注目を集める8組のクリエイターが、サステイナブルで再生可能な素材を使用し、台湾の植物のイメージを再解釈し、台湾のデザインエコシステムの多様性と協調性を表現します。
全体のキュレーションは、台湾気鋭のコンサルティングカンパニー「Plan b」とキュレーションファーム「草字頭(Double-Grass)」がタッグを組んでいるのも見応えの一つです。「台湾の庭園」をイメージした会場では、台湾茶香水ブランドが桃園国際空港のために開発したオリジナルの香りで来場者を包み込むようにお出迎えします。会期中は、第一線で活躍する日本と台湾ゲストを迎えたオンライントークセッションも開催いたします
会場では、台湾を表現した爽やかな香りが漂い、来場者を包み込むようにお出迎えします。この香りは、台湾桃園国際空港株式会社のために設計されました。訪れた人は台湾に入ると、息を吸うことで一歩一歩土地を感じ始めます。香りのデザインは、台湾の檜、針葉樹林、シダーを使用し、自然の生態系と素晴らしい香りの宝庫である貴重なこの小さな島の森林を演劇的に解釈しています。 台湾の文化を象徴するようなお茶の香りに包まれ、それは台湾の人文を象徴するように、お茶を飲む際、味わっているのは実は人情。 木質系のお香が、ウッディなベースに落ち着きを与えています。「 未来の花見:台湾ハウス」の野の花の庭で、台湾デザインのユニークな表情を息で感じ、体験していただけることを願っています。
香り:台湾の「島の息吹」を感じる ‒ 国門香Breath Taiwan花を中心とした空間デザインは、台湾の庭をイメージしています。 庭のデザインは、往生と精神性の探求はもちろんのこと、人間の文化と芸術、自然科学、社会学、技術、神話、文学などの多面性を常に反映しています。会場では、「リサイクル可能な素材」、「最新の生産技術」、「伝統工芸」を切り口に、さまざまな分野のクリエイターと協力して、台湾の未来の庭を創造しました。島の西部・中央山脈・花東縱谷といった多様な気候帯や植物や人文に呼応するように、クリエイターたちの作品がレイアウトされています。
会場デザイン:野の花園「The Fictional Garden」
東京展
日付:2021年10月2日(土)~ 17日(日)
時間:11:00~19:00
会場:GOOD DESIGN Marunouchi(入場無料)
東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F
TEL 03-6273-4414
プロジェクトに関するお問い合わせ:
台湾デザイン研究院(TDRI) 日本業務窓口
TEL:03-5858-6828
https://www.tdri.org.tw
助成/文化部
主催/財団法人文化台湾基金会
実施/台湾デザイン研究院
協力/公益財団法人日本デザイン振興会
キュレーター/Plan b、Double-Grass
アドバイザー/method inc.