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【映画】『若葉のころ』 5月28日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開

【映画】『若葉のころ』 5月28日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開

 17歳、初恋 ─── 


記憶の中の君に 僕はもう一度 恋に落ちた 


©South of the Road Production House


INTRODUCTION


あの「小さな恋のメロディ」の名曲が


新たな純愛物語として蘇る 


“会いたい”


初恋の人から突然届いたメール。


あなたなら、どうしますか? 


 


『藍色夏恋』『言えない秘密』『あの頃、君を追いかけた』に続く、台湾ラブストーリーの新たな名作がここに誕生!1971年の大ヒット作『小さな恋のメロディ』の挿入歌としても知られるビージーズの名曲『若葉のころ』の旋律にのせて、眩しくも切ない初恋の記憶が鮮やかに蘇る。 





©South of the Road Production House
5月28日(土)、劇場公開決定!


公式サイトURL   www.wakabanokoro.com


公式facebook    https://facebook.com/wakabanokoro/


公式twitter     https://twitter.com/wakaba2016




メガホンを取るのは、ジョイ・チョウ、メイデイなど人気アーティストのビデオクリップを手掛けてきたアジアMV界の俊英ジョウ・グータイ。長編映画初監督作品ながら、音楽と映像の美しいコラボレーションは観る者を心疼く純愛の世界へと引き込んでいく。




主人公の女子高生バイと若き日の母ワンの二役を瑞々しく演じるのは、台湾版『美男<イケメン>ですね』『GTO』で一躍青春スターに躍り出たルゥルゥ・チェン。かつてワンに思いを寄せていた初恋の相手リン役には、『ブレーキング・ニュース』『エグザイル/絆』などジョニー・トー監督作品でお馴染みのリッチー・レン。さらに、現在のワン役には、イギリスの男性雑誌『FHN』で「アジアで最もセクシーな女優」に選出されたアリッサ・チアが扮している。


 STORY


記憶の中の君は、17歳のまま… 今も“若葉のころ”を思い出す


 


台北に住む17歳の女子高生バイ(ルゥルゥ)は、離婚した母と祖母との3人暮らし。学園生活を明るく満喫していたが、最近、親友ウエンと男友達イエとの関係に心を痛めていた。そんなある日、母のワン(アリッサ)が交通事故で意識不明の重体となってしまう。悲しみに暮れる中、バイは母のパソコンから、偶然、初恋の相手リン(リッチー)に宛てた未送信メールを発見。そこには、自分と同じ17歳だったころの思い出が切々と綴られていた。遠い日の母の青春に思いを馳せるバイは、母に代わって「会いたい」とリンにメールを送る…。遡ること30年前の1982年、ワン(ルゥルゥの二役)とリンは、高校の英語スピーチコンテストで優勝を争ったことから、お互いを意識し合う存在となる。惜しくも2位に甘んじたリンは、ある日、英語担当の教師から、ビージーズの「若葉のころ」の歌詞を中国語に翻訳するようにと課題を出される。リンはこれをチャンスとばかり、ワンへの思いを言葉に託し、「若葉のころ」のレコードと一緒に、訳した歌詞を彼女に渡す。だが数日後、リンが“ある事件”を引き起こし、二人は離れ離れになってしまう・・・ 


CAST


台湾映画界注目のスタッフ&キャストが


新たな愛の名作を生み出した 


ルゥルゥ・チェン (主人公バイ / 1982年の母、ワン・レイ ※二役)



 19 88616日生まれ。台湾新北市出身。テレビCMのモデルとして活動。学生時代にバンドでベースを務めていた経歴が買われ、日本でも大ヒットしたドラマ、台湾版「美男<イケメン>ですね~FabulousBoys〜」で、本格女優デビューにしてドラマ初主演の座を射止めたシンデレラガール。主演映画も決まり今後の活躍が期待される女優の1人。主な出演作に、『イタズラなkiss2Love in TOKYO』『GTO TAIWAN(14)などがある。


  


リッチー・レン (30年後・2013年のリン・クーミン役) 



1966623日生まれ。台湾彰化県出身。大学在学中に台湾で歌手デビュー。長い下積み時代を経験した後、1996年に中国で『心太軟』が奇跡の大ヒット。中国、香港、台湾のみならずアジア全土で一躍人気を博し、健康的で明るく、誠実なイイ人キャラで、あらゆる年代から人気を集めている。主な出演作に、『ブレイキング・ニュース』『シルバーホーク』(04)、『エグザイル/絆』(06)、『アクシデント』(09)、『コンシェンス/裏切りの炎』『映画監督ジョニー・トー香港ノワールに生きて』(10)、『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』『やがて哀しき復讐者』『奪命金』(11)などがある。 


 


アリッサ・チア (主人公の母、30年後・2013年のワン・レイ役) 


 


1974107日生まれ。台湾・台北出身。芸能事務所にスカウトされ、1990年に広告『妞妞甜八宝』のモデルとして起用されたのを機にデビュー。後に北京電影学院を卒業。子供の番組の司会を経て、ドラマ『七世夫妻之梁山伯与祝英台』の主役出演で大ブレイク。2003年に英国の男性雑誌「FHN」で「アジアで最もセクシーな女優」に選ばれた。最近の出演作に、中国の歴史劇『二人の王女』(12)がある。   




IRECTOR'S NOTES 


Q: 長編映画を初めて撮るきっかけは?


小さい頃は映画をそれほど観ていたわけではなく、小説をたくさん読んでいました。その文字が自分の頭の中で映像になり、どういったことが映像化できるのかということを考えるようになり、映画監督を目指しました。仕事として今までミュージックビデオ(以下MV)やCMを撮ってきましたが、学校で映画を勉強していたのでいつかは映画を撮りたいと思っていました。


 


Q: 本作を製作するきっかけは?


脚本は十数年前に完成していました。その後も所々手を入れながら、いつでも撮れる状態ではありました。ここ数年で脚本も熟してきたので、今この時期に撮りたい、撮らなければいけないという気持ちになり、撮ることを決めました。


 


Q: “17歳の初恋”をテーマにしようと思った理由と、音楽にビージーズの「若葉のころ」(Firstof May:五月一号)を起用した経緯は?


17歳という年齢は、多くの人にとって意義のある年齢だと思います。成人になる前の17歳という年齢は、まだ子供でもなく大人でもない、一番曖昧な時期です。脚本が完成し、この17歳の特別な年齢に合う曲を選ばなければならないということになり、80年代の音楽を探しました。その中でもビージーズの音楽が一番気に入り、曲のリストを作り、その中から「若葉のころ」を選びました。この楽曲は1969年にリリースされましたが、映画『小さな恋のメロディ』は1971年の作品です。楽曲自体は80年代の物ではありませんが、歌詞の内容がストーリーにとてもマッチしていて、この楽曲を聴いた時に他の楽曲は選択肢から無くなりました。


当時脚本を書いている最中は『5月一号=ファースト・オブ・メイ』をタイトル候補にしていたのですが、長いこと使っているうちにこのタイトルから抜け出せないような感覚になり、最終的には『5月一号』と付けることになりました。その後『お久しぶり』というタイトルに変えようかと思ったこともありましたが、やはり『5月一号』がずっと頭から離れませんでした。


 


Q: ビージーズの「ファースト・オブ・メイ」の邦題は「若葉のころ」です。日本人の感覚では「若葉のころ」=「ファースト・オブ・メイ」なので、本作の邦題も『若葉のころ』にしました。


きれいな邦題ですね。17歳という感じにもマッチしていると思います。


 


Q: 劇中で歌われている「若葉のころ」は、オーディションで選ばれた台湾のアーティストによるカバーですが?


MVを主に撮っていたのでレコード会社とは良い関係を持っていました。ですので、著名なアーティストを探すのは難しくありません。しかし、若くてピュアできれいな声の持ち主を起用したかったので、プロ的なアーティストは候補に入れませんでした。熟練した声ではなく、それこそ若葉のような声の持ち主を求めてオーディションをしました。


 


Q: 選出された方は学生さんと伺いましたが?


オーディションには約60名応募してくれました。その中から5名に絞り、最終的に私たちが選んだ1人は、少年のような声を持っていました。声質的には他の4名の方が綺麗だったのですが、雑音の入っていない綺麗な声の持ち主だったのでその人に決めました。


 


Q: その方は17歳ではないですよね?


17歳ではなく、23歳です。


 


Q: 素晴らしい映像美と効果的な音楽の美しさを持ち合わせた本作ですが、MVでの経験を活かしたところ、また映画ならではの表現方法の違いについて教えてください。


CMMVとは全く異なるものです。例えば詩を書くことと、文章や小説を書くことの違いのようなものです。


 


Q: キャスティングについて教えてください。


素人を起用するという事を前提に100人位、オーディションをしました。ルゥルゥ・チェンの容姿や演技は思い描いていたキャラクターではなかったのですが、彼女が持っている素質を見抜き、起用を決めました。二役それぞれ全く異なった性格が出ていて、彼女は演技をしているのではなく、心の底から役になりきっていました。


 


Q: ロケ地はどこですか?


主に三か所で、台北と桃園と苗栗(ミャオリー)です。学校が苗栗で、幼いころの彼女たちが住んでいるところは昔の建物が残る桃園の辺りです。学校の敷地内には50年前に建てられた校舎と30年前に建てられた校舎、そして最近のものがあって、本作の中の昔の学校と現在の学校の景色はどちらも同じ校内を使用しています。


 


Q: 映画を観た日本の観客がロケ地に行くとしたらどこがお勧めですか?


桃園の石門水庫に、高校生のワン・レイの家と、リン・クーミンが大人の時の家と高校生の頃の家がほぼ同じところにあります。石門水庫はほかにも観光できるスポットがあり、外国人観光客も少ないのでお勧めです。台北にはバイ・バイの通学途中のシーンや、リン・クーミンと最後に会う228公園があります。そこは台北の市内です。


 


Q: 撮影中、苦労されたところ、こだわったところはどこですか?


全部です。(笑)特に待つことです。光のタイミングや役者の感情等、ほとんどにおいて待つことが基本でした。映画をご覧いただいての通り、風が起きるのを待つとか太陽の光を待つとかほとんどの画面が待って出来たような感じです。撮影中は多くのスタッフが疑問に思っていました。「監督はいったい何を待っているんだ?」と。(笑)


 


Q: タイトルと同じ5月に撮影されたのですか?


いいえ、9月です。11月まで撮影しました。


 


Q: 日本でのMV作品、もしくは今後の映画制作のご予定は?


映画の予定はありませんが、台湾アーティストのMVを日本のプロダクションと一緒に日本で撮影しています。仕事のやり方、考え方も違いますが、一緒に仕事ができるのであればもっともっと素敵な作品が生まれると思います。違う文化や考えを持った両国が一緒に仕事をすることは、様々な可能性が出てくると思います。それは良いことですね。


 


Q: 日本人の好きな監督はいますか?


黒澤明監督と小津安二郎監督、大島渚監督の作品が好きです。是枝裕和監督は現代で好きな監督です。とても素晴らしい監督だと思います。他にも日本人ではありませんが、最も影響を受けた監督は、侯孝賢監督とエドワード・ヤン監督です。特に侯孝賢監督の『恋恋風塵(れんれんふうじん)』(85)が好きです。


 


Q: 次回作の構想はありますか?


はい。ポケットの中にしまってあります。(笑)


2015年晩秋・電話インタビュー)  




 ジョウ・グータイ(監督・原案) 


 


1964年生まれ。台湾出身。10代の頃から自主制作映画の撮影を行う。台湾の私立大学・世新大学の新聞コミュニケーション学部、テレビ、放送、映像総合学部を卒業。在学中に6年間制作会社に所属し、アートデザインや写真、映画の演出術を学ぶ。その後、20年以上、映像業界で仕事に従事する。アジアで数多くのミュージックビデオやCMの製作行ってきたが、今後はかねてからの目標であった映画の製作に専念する予定。2009年、第19回台湾・全曲賞最優秀ミュージックビデオ監督賞を受賞した。本作が、映画初監督作品。


 




タイトル:若葉のころ


公開:528日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開


監督・原案:ジョウ・グータイ周格泰


出演:ルゥルゥ・チェン程予希、リッチー・レン任賢齊、アリッサ・チア賈靜雯


原題:五月一号/FIRST OF MAY


2015年/台湾/中国語・台湾語/シネマスコープ/カラー/110


提供・配給:アクセスエー、シネマハイブリッドジャパン


配給協力:ニチホランド


後援:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター


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