2014年台北芸術博覧会にて、台灣文化部が選ぶ新人アーティストコーナーの一人として抜擢された若手写真家林佳文が、2015年12月12日~2016年1月20日まで台北駐日経済文化代表処 台湾文化センターで「読川―林佳文写真展」を開くことになりました。今回の展示では、2011年~2015年の間に写真家の故郷である南台湾—屏東で撮影された22の作品が展示されます。
高雄文藻外語大学出身の林佳文は、2013年にプラハ芸術アカデミー(Academy of Fine Arts in Prague)で修士号を取得後、台湾芸術界で写真家として徐々に頭角を表すようになります。2015年にはガーディアン・ガーデンが主催する日本で公信力の高い写真コンペの一つ「第13回写真1_Wall」審査員奨励賞を受賞するなど、新鋭写真家としての活躍が期待されている写真家です。
今回展示する作品は過去五年間林佳文が異国から帰郷した際、自己の内にある恋しい故郷への思いと感受を撮影で記念したものとなります。
林佳文はフィルムカメラと昔ながらの現像方法にこだわり、作品の多くは映像と記憶と個人感情を繋げ、ファインダー越しにシリーズのような物語を見出そうとしてます。今回展示される「読川」シリーズ作品では、林佳文が今まで気づかなかった故郷の細部や、写真を通して伝えようとしている想いを、一人でも多くの方に伝えられたらと期待しています。
レセプション : 2015 / 12 / 12 (土) 14 : 00 – 15 : 00
期間:2015年12月12日から2016年1月20日まで
場所:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
住所:〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル2階
時間:午前10:00から午後17:00まで