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台湾文学新刊紹介:『歩道橋の魔術師』

台湾文学新刊紹介:『歩道橋の魔術師』

 


台湾文学傑作、今はなき「中華商場」を描く、ノスタルジックな連作短篇集『歩道橋の魔術師』が刊行されました。 


 


1980年代初頭の台北、「中華商場」と呼ばれるショッピングモールで子供たちは、仲間と遊んだり、家の商売を手伝ったりしてくらしていた。そして40代となった今、商場で起こったささやかな事件と、歩道橋の魔術師が見せてくれた、「本当」のマジックを思い返す……。


 


台湾でもっとも高く評価される、実力派作家が描く連作短編集です。


平易な文体でありながら、しっとりとした情感が溢れる小説世界を、ぜひ堪能してください!


 


呉明益(ご・めいえき/ウー・ミンイー)


1971年、台湾・台北生まれ。小説家、エッセイスト、国立東華大学中国文学部教授。輔仁大学マスメディア学部卒業、国立中央大学中国文学部で博士号取得。短編小説集『本日公休』(1997年)でデビュー。写真、イラストも手がけた自然エッセイ『迷蝶誌(チョウに魅せられて)』(2000年)、『家離水邊那麼近(うちは水辺までこんなに近い)』(2007年)や、戦時中日本の戦闘機作りに参加した台湾人少年を描いた長編小説『睡眠的航線(眠りの先を行く船)』(2007年)、写真評論・エッセイ集『浮光(光はゆらめいて)』(2014年)などバラエティに富む作品を生み出している。


2003年、2007年、2011年、2012年、2014年に『中国時報』「開巻十大好書」選出、2004年雑誌『文訊』新世紀セレクション選出、2007年香港『亜洲週刊』年間十大小説選出、2008年、2012年台北国際ブックフェア賞(小説部門)など、受賞多数。


長編小説『複眼人』(2011年)は英語版がすでに刊行され高い評価を得た。2015年は最新長編小説『單車失竊記』が刊行される。


もっと台湾 過去コンテンツ
呉明益作品概要
http://motto-taiwan.com/2014/06/selection-7/
部分訳(他作品です)
http://motto-taiwan.com/2014/06/selection-8/




6月下旬に著者が来日してのトークイベントが開催されます(台湾文化部「跨域合創計畫」)。


本サイトで告知いたします。どうぞご期待ください。