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鉄道博物館で「和風×台味 台湾鉄路の食文化」展が開催、台日鉄道文化外交がさらに進展

周学佑・駐日副代表(左3)、曽鈐龍・台湾文化センター長(左2)、鄭銘彰・国家鉄道博物館準備処主任(左1)、清野智・東日本鉄道文化財団会長(右3)、田浦芳孝・東日本鉄道文化財団理事長(右2)、大場喜幸・鉄道博物館館長(右1)

周学佑・駐日副代表(左3)、曽鈐龍・台湾文化センター長(左2)、鄭銘彰・国家鉄道博物館準備処主任(左1)、清野智・東日本鉄道文化財団会長(右3)、田浦芳孝・東日本鉄道文化財団理事長(右2)、大場喜幸・鉄道博物館館長(右1)



 台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと台湾の国家鉄道博物館準備処は2025年2月22日より同年6月2日まで、さいたま市大宮の「鉄道博物館」で「和風×台味 台湾鉄路の食文化」交流企画展を開催する。2月21日には鉄道博物館で開幕式および記者内覧会が行われ、周学佑・駐日副代表、曽鈐龍・台湾文化センター長、鄭銘彰・国家鉄道博物館準備処主任、清野智・東日本鉄道文化財団会長、田浦芳孝・東日本鉄道文化財団理事長、大場喜幸・鉄道博物館館長らが出席した。


 開幕式で挨拶した周学佑・駐日副代表は、「『台湾と日本の鉄道文化は台日両国民の共通の記憶』、『文化は台日共通の言語』であり、さらに世界が台湾を好きになる鍵だと信じている」と述べ、今後台湾が日本の鉄道界とより緊密に協力し、文化を懸け橋として世界とつながり、台湾の国際的影響力を拡げていけるよう期待した。

会場の展示会場の展示

 国家鉄道博物館準備処の鄭銘彰主任は、「日本の鉄道博物館との合同展は台湾の鉄道文化界にいる私個人としても長年の願いだった」と述べ、昨年9月に東京の台湾文化センターで開催した『台湾駅弁物語』展が今回の展示内容の一部にあたり、今回の特別展は台日の鉄道博物館が初めて連携し、台日の鉄道発展史における密接な関係がある鉄道技術や、文化交流が生んだ鉄道飲食文化などを展示していることを説明した。

曽鈐龍・台湾文化センター長、周学佑・駐日副代表周學佑、国家鉄道博物館準備処主任鄭銘彰(左起)曽鈐龍・台湾文化センター長、周学佑・駐日副代表周學佑、国家鉄道博物館準備処主任鄭銘彰(左起)

 台湾文化センターの曽鈐龍センター長は、日本の在来線と台鉄のレール幅が同じであるほか、台湾高速鉄道も日本の新幹線と共通の車両であることなど、台湾の鉄道の発展は日本と深い歴史的な縁があるとして、「共通のレールの上を、共に美しい未来に向かって進もう」と呼びかけた。展示内容を説明する鄭銘彰主任(左)展示内容を説明する鄭銘彰主任


 東日本鉄道文化財団の清野会長および鉄道博物館の大場館長は、台湾と日本の鉄道博物館が合同で企画展を開催する意義を強調し、今後ますます協力が深まることを期待した。

開幕式のテープカット開幕式のテープカット

 同展では台湾の鉄道紹介、台湾と日本の食堂車、台湾の駅弁、台湾の国家鉄道博物館などについて紹介され、台湾のコレクターによる貴重な資料を含む計188件(台湾から157件、日本から31件)の資料が展示される。また、期間中には台湾の鉄道車両模型の走行や、レストランやカフェでの台湾の魯肉飯、牛肉麺、タピオカミルクティーなどのメニュー提供なども行われる。

会場の展示会場の展示

「和風 × 台味 台灣鐵路的飲食文化」交流協力企畫展海報