-国家鉄道博物館準備処（台湾）・鉄道博物館（さいたま市）-
交流協力企画展「和風×台味タイウェイ 台湾鉄路の食文化」
【2025年2月22日（土）～2025年6月2日（月）】
本展では「台湾の鉄道と食」に焦点を当て、台湾の鉄道の紹介や日台の食堂車の歴史・概要、駅弁の発展、そして2027年にグランドオープン予定の台北・国家鉄道博物館について紹介します。台湾の鉄道の食文化は、日本の影響を色濃く受けています。中でも「鉄路弁当（駅弁）」は、今や台湾の人々の暮らしに深く根付いています。本展を通じて、日台の文化のつながりやその背景、そして台湾独自に発展したローカルな特色を感じていただければ幸いです。
展示内容
第1章 台湾の鉄道路線
台湾と日本の鉄道技術や文化が密接に関わり合いながら発展してきた台湾の鉄道の歴史や現状を紹介します。
第2章 列車内外のレストラン
戦前の台湾の食堂車、ならびにそれを運営していた組織や関連施設を紹介します。戦後の台湾における食堂車の形式や内装、変遷を通して、台湾の鉄道の食文化を紹介するとともに、日台の食堂車を比較します。
「観光号」の食堂車（台湾） 1961（昭和36）年
スシ37800形食堂車（日本）1933（昭和8）年
第3章 台湾の駅弁
駅弁が誕生した日本統治時代を出発点に、時代や地域によって異なる駅弁を紹介します。台湾鉄道の代表的な排骨（パイコー）弁当に焦点を当て、その知られざる発展の秘話なども紹介します。
初代台鉄排骨菜飯（パイコーなめし）弁当（再現模型）
35DR2500形ディ ーゼルカー1950年代
第4章 出発！国家鉄道博物館プロジェクト ただいま進行中
1935（昭和10）年に竣工した新台北鉄道工場の跡地に建設される台湾の国家鉄道博物館は、2027（令和9）年にグランドオープンすべく、整備を進めています（現在は部分公開）。動態保存した車両の乗車体験や入換作業を見学できるなど「生きた鉄道博物館」を最大の特色とした施設の見どころを紹介します。
国家鉄道博物館 全景
583系寝台電車 2020（令和2）年撮影
特別イベント・コラボメニューなど
○鉄道ジオラマ 台湾の鉄道模型車両の走行
鉄道ジオラマで実施する解説プログラムの合間に、台湾の鉄道模型車両が走行します。
期 間
2025年2月20日（木）～6月2日（月）
場 所
鐵道博物館2F ジオラマ室
○駅弁シンポジウム～日本・台湾の駅弁文化～
日本と台湾の駅弁について、学識者と駅弁事業者によるシンポジウムを開催します。
日 時
2025年2月22日（土） 13：00～16：00
場 所
北館 てっぱくホール
主 催
株式会社広島駅弁当
協 力
鉄道博物館
登 壇 者
湧口清隆氏（相模女子大学 社会マネジメント学科教授）
曾令毅氏（台湾國家鐵道博物館籌備處研究典蔵組副研究員兼組長）
小林文紀氏（福豆屋専務取締役：日本鉄道構内営業中央会副会長）
鄭安君氏（千葉大学社会科学研究院特任研究員）
堤一郎氏（サレジオ工業高等専門学校 客員教授）
料 金
無料（入館料のみ）
◆どなたでもご参加いただけますが、席に限りがあります。（立ち見可）
○日本の鉄道の「食」をテーマにしたミニ展示
日本の食堂車や駅弁に関する当館所蔵資料の一部を展示します。
期 間
2025年4月16日（水）～6月2日（月）
場 所
鐵道博物館2F 鉄道車両年表
○日本の鉄道の「食」に関する展示ガイドツアー
館内各所にある鉄道の「食」に関する展示を学芸員と一緒に巡りながら、日本の鉄道の食文化を楽しく学ぶことができます。
日 時
2025年5月25日（日）、6月1日（日）13：00～14：30
場 所
鉄道博物館2F コレクションギャラリー、本館2F 鉄道文化ギャラリー、
鉄道博物館 車両ステーション、南館3F 歴史ステーション
定 員
20名程度（先着順）
参加方法
開始5分前に鐵道博物館2F コレクションギャラリーにお集まりください。
○レストランコラボメニュー
会期中に館内のレストラン、カフェにて台湾名物のメニューを提供します。
①トレインレストラン特製魯肉飯（ルーローハン）＆マンゴーシャーベットセット
②ビューレストラン特製牛肉麺（ニョウロウメェン）
場 所
南館4F ビューレストラン
③タピオカミルクティー
場 所
本館1F キッズカフェ
※展示室内の展示解説は日本語と台湾華語の併記となっています。
※企画展図録の発売については決まり次第、こちらのページ等でお知らせいたします。