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台湾漫画夜市『森の朗読会』(英張、原動力)

雨の降り続く夜。大きな山の森に水のせせらぎは聞こえず、風の気配もない。月光に照らされたデイゴが窓を赤く染め、小屋にぱっと明かりが灯る。夢の入り口が開かれた。森の朗読会が始まる……。

霊視能力のある青年が、自信のない女子高生、優雅な金持ち母子、人間の言葉を話すヤギと同じ夢の中で毎晩出会い、物語を語り合う。だが、目を覚ましても心の悩みは消えず、次第に体力が失われていく……逃げようとすると、強い力が襲ってくる。誰が本物で、誰が偽りなのか、猜疑心が高まる。朗読会がおかしくなってきた。これは夢か、それとも現実か。

夜が明けるまで、誰もその場を去ってはいけない……

《森山朗讀會》© 英張/蓋亞文化