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【TAIWAN BOOKSTAR】台湾路地裏名建築さんぽ 街屋台灣:100間街屋,100種看見台灣的方式!

  開翔 Zheng Kai-xian
訳  杉浦佳代子

202012月 エクスナレッジ

 

鄭開翔(ジョン・カイシアン)は台湾で初めて水彩の技法で台湾の街並と文化を記録した職業画家であり、都市スケッチアーティストである。「写真を撮る代わりに絵を描こう!」と提唱している。作品の色調は温かみがあり、独特の視点と人への温かいまなざしに満ちている。イタリアの国際芸術コンペティション、エーダッシュデザインアワード&コンペティションのグラフィックデザイン部門でシルバーアワード受賞の栄誉にも輝いている。

 『台湾 路地裏名建築さんぽ』には、100枚の水彩画が収められており、そこから100種類の台湾の街並みの美を伺うことができる。看板、トタン、給水塔、赤レンガ、帆布、アーケード、さまざまな色彩がまじりあう壁の色、建築と共生している樹木、積み重ねられた荷物、プラスチックの椅子、オートバイ……積み重なっていく濃厚な生活感。本書は画家鄭開翔は台湾の大通りから路地までその足で歩き、一軒一軒町の建築の独特な佇まいをスケッチし、大衆文化を、都市の景観と建築を、そして人とで織りなす物語を記録したものである。