鄭開翔 絵・文/杉浦佳代子 訳
エクスナレッジ
台湾の街中にある、一見なんの変哲もない、だけど良く見ると独特の魅力がある建物「街屋」をじっくり観察し、スケッチ100点に文章を添えて紹介した、台湾の水彩画アーティストによるノスタルジックなイラスト集。雑然としながらもなぜか惹かれる、台湾の住まいや商店の外観を写し取ったスケッチを、その建物のストーリーとともに紹介。長い年月を経て増改築を繰り返してきた、台湾人の暮らしの記憶が滲みでた味わい深い建物たち。ノスタルジックな魅力に惹かれる、街角の名もなき名建築の記録です。
店主は台湾に行ったことがなく、未知なる地・台湾には憧れのような気持ちが強くあります。目下コロナ禍で海外に出ることが極めて難しいゆえ、海外の気に入った街を気の向くままに歩いてみたい欲求が強く、この本に出てくるようなところに行ってみたい願望を、せめてこの本を読むことで満たしたく思います。皆さんもぜひ手に取ってください。