武術の名門一家出身の萌え系高校生・邱安田(チョーアンテン)。日々チンピラに絡まれ、この世界から消え去りたいと憂鬱だった。するとそれは現実となり、1930年代の日本統治下の台湾・淡水の街へと時代を飛び越えてしまった。インターネットはなく、クーラーや清潔なトイレもない。危うく喫茶店の女性に抱きしめられそうになる始末。
そこで出会った保禄(バウルー)牧師とラグビー部の部長で絶世の癒し系男子・李光雄(リーグァンション)のおかげで、これまでに感じたことにない温かさが、急いで未来に戻りたかったはずの安田をこの時代に留めた。ラグビー部に入部するため努力する安田だが、腹黒で冷たい転校生・坂本信⼀の出現で動揺し、ドキドキしてしまう。
最後には、安田の真摯で諦めない精神が信⼀の冷たい心を溶かしていく。だが、第二次世界大戦の終わりによってラグビー部は解散の危機に瀕し、安田は彼が愛するすべてのために、自らの命を賭けるのだった…。
《燃吧!滬中男子橄欖球部》© Ai、好故事工作坊/原動力文化