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台日合作人形劇《劈山救母(へきさんきゅうぼ)》 東京公演が大盛況のうちに終わる

台湾伝統布袋劇の新星「台北木偶劇団」と、日本で唯一の江戸糸あやつり人形劇団「結城座」が合作する舞台《劈山救母(へきさんきゅうぼ)》が、9月3日、4日東京都杉並区「座・高円寺」にて上演された。会場には日本の観客のみならず、台湾華僑や欧米の観客も駆けつけ、大変な盛況ぶりを見せた。


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3日に行われた初日公演には、駐日代表‧謝長廷と台湾文化センター長‧王淑芳及び杉並区区長‧岸本聡子が出席し、公演を楽しんだ。謝長廷代表は挨拶にて「台湾の伝統芸術団体が来日するのはコロナ禍以来初めてであり、大変意義深い公演である。布袋劇という台湾の特色が色濃く反映された舞台芸術を通じ、台日の芸術家が交流を持つことで、同作が無形文化財として残り、台日友好の証しとなることを祈る」と期待を寄せた。


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台湾文化センターによると、今回の交流活動は元々東京オリンピックの開催に合わせて行われる予定であったが、コロナ禍の影響により、延期を余儀なくされていた。それでも、共同リハーサルをオンラインで行うなど、台日芸術家の努力によって様々な制限を乗り越え、無事上演に漕ぎ着けたそうである。台湾と日本による伝統芸術の緊密な交流を通し、台湾の芸術を世界的舞台に押し上げる。台北木偶劇団の来日に合わせて、台湾文化センターでは「指先に宿る命 布袋戯の原点」展を開催する。本展は8月29日から10月13日まで開かれ、公演と合わせて布袋劇の多元な魅力を日本のみなさんに紹介する。


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台湾国立伝統芸術センターと東京都杉並区が合作した今回の公演は、劇団黒テント出身で「座・高円寺」の芸術監督佐藤信氏が監督を務めるほか、台湾出身の著名な劇作家劉建幗が脚本を担当した。

台日伝統芸術界で広く知られている演目と演出要素をあわせ、まるで人間のように人形を操る高い技術と、言葉と文化の壁を超越した新たな芸術を届ける。