台湾の国光劇団と横浜能楽堂が共同制作に挑んだ「繍襦夢」。各分野を代表する芸術家が、日本と台湾を行き来し、ぶつかり合いながらも相互理解を深め作り上げた作品が、遂に完成。崑劇の古典作品「繍襦記」を下地に、夢幻能の形式を取り入れ、日本の三味線音楽を融合させました。国光劇団に所属しながら国際的に活躍する崑劇のトップスター・温宇航が主演。相手は、注目の若手スター・劉珈后。音楽は、常磐津の三味線奏者・常磐津文字兵衛が音楽監督・作曲・演奏を務めるのに加え、長唄の今藤美治郎・杵屋秀子・今藤政貴らが日本から参加。国光劇団の演奏家と共演します。演出は、台湾のコンテンポラリーシーンを牽引する王嘉明が務めます。その他に公演では、崑劇の名曲「牡丹亭」(9日)「繍襦記」(17日)の一場面と併せ、日本舞踊の名曲「藤娘」(9日)「汐汲」(17日)を上演します。
崑劇「牡丹亭」より「驚夢」
出演:温宇航
劉珈后
崑笛:林杰儒
司鼓:孫連翹
笙 :蕭名君
中胡(兼大鑼):許鈞炫
三弦(兼小鑼):陳珮茜
中阮:潘品渝
日本舞踊 長唄「藤娘」
立方 :水木 佑歌
唄 :今藤 政貴
杵屋巳之助
三味線:今藤美治郎
杵屋勝十朗
囃子 :藤舎 呂英
藤舎 呂裕
住田福十郎
望月左太晃郎
笛 :福原 百貴
日台共同制作作品「繍襦夢」(世界初演)
出 演 :温宇航
劉珈后
人形遣い:石佩玉
王詩淳
三味線:常磐津文字兵衛(中棹三味線)
今藤美治郎(細棹三味線)
唄 :杵屋 秀子
今藤 政貴
崑笛 :林杰儒
司鼓 :孫連翹
笙 :蕭名君
中胡(兼大鑼):許鈞炫
三弦(兼小鑼):陳珮茜
中阮 :潘品渝
演目 6月 9日(土)14:00 横浜能楽堂 崑劇「牡丹亭」より「驚夢」 日本舞踊 長唄「藤娘」 台日共同制作作品〈新作〉「繍襦夢」 6月10日(土)16:00 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館能楽堂 崑劇「牡丹亭」より「驚夢」 台日共同制作作品〈新作〉「繍襦夢」 6月16日(土)14:00 豊田市能楽堂 崑劇「牡丹亭」より「驚夢」 台日共同制作作品〈新作〉「繍襦夢」 6月17日(日)14:00 横浜能楽堂 崑劇「繍襦記」より「打子」 日本舞踊 長唄「汐汲」 台日共同制作作品〈新作〉「繍襦夢」 |