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台湾から沖縄に伝わったパイン描くドキュメンタリー映画を上映

東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで11月24日、台湾からパイナップル栽培を沖縄に伝えた人々を追ったドキュメンタリー映画『はるかなるオンライ山~八重山・沖縄パイン渡来記~』の試写会が開催された。同センターの朱文清・センター長は、「パイナップルを通した台湾と日本のつながりを知ってほしい」と紹介した。


 『はるかなるオンライ山』の「オンライ」とは台湾語で「パイナップル」を意味する。このドキュメンタリーでは、台湾でパイナップル栽培および缶詰工場を経営していた林発氏らが沖縄の石垣島に移住し、台湾の栽培・加工技術を導入し、さまざまな困難を乗り越えて沖縄にパイン産業を定着させた歴史を追うとともに、現在の石垣島における台湾人社会についても紹介している。


 24日の試写会には、同映画の本郷義明監督、原案・監修を務めた三木健氏、末吉真也プロデューサーらが出席し、沖縄のパイナップル栽培と加工産業が台湾から伝わった歴史を広く知ってもらうことによって、台日友好の発展につながることを期待した。同映画は12月5日~同27日に東京「ポレポレ東中野」で上映される。


《2015年11月27日》


写真左:本郷義明監督、右:原案・監修の三木健氏