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台湾のアーティストが新潟の「水と土の芸術祭」と「大地の芸術祭」に出品

7月28日~10月12日に新潟市で開催される第3回「水と土の芸術祭」に、台湾のインスタレーション・アーティストの王文志チームが作品『新潟織夢 –Dream of Niigata-』を出品する。


 新潟市が主催する「水と土の芸術祭」は、2009年より3年ごとに開催されるアートイベントで、王文志さんは同芸術祭に3回連続招かれ、今回は『新潟織夢』をテーマに、日本の天然素材を活用し、竹と牡蠣の殻を用いて芸術空間を創り出した。王文志チームは、2012年の第2回「水と土の芸術祭」では、震災復興への想いを込めた作品『浴火鳳凰』が注目され、第2258回関東・中部・東北自治宝くじの図柄にも採用された。


 6月28日には、「水と土の芸術祭」実行委員長である篠田昭・新潟市長と朱文清・台北駐日経済文化代表処顧問兼台湾文化センター長が出席し、王文志さんとともに、信濃川の会場で『新潟織夢』のお披露目点灯式を開催する。


 このほか、台湾のインスタレーション・アーティストの林舜龍チームおよび絵本作家の幾米(ジミー・リャオ)さんが7月26日~9月23日に新潟県の妻有地方(十日町市・津南町)で開催される「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ2015」に出品する。


 今回3回目の参加となる林舜龍さんは、森林および村落の家庭廃棄物などを材料として作品『国境を越えて・村(跨越國境・村)』を制作し、台湾の「差事劇団」がこの空間の中でパフォーマンス『里山へ帰ろう』を上演する。


 幾米(ジミー・リャオ)さんは、JR飯山線の土市駅と越後水沢駅に新潟の自然と融和した絵本の世界を再現した作品『Kiss & Goodbye』を展示する。