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台湾ウィーク開催レポート:台北駐日経済文化代表処「台湾文化センター」が虎ノ門に移転オープン

台北駐日経済文化代表処「台湾文化センター」が虎ノ門に移転オープン



洪孟啓・文化部長


 台北駐日経済文化代表処「台湾文化センター」が東京・虎ノ門に拠点を移し、6月12日開幕式が盛大に行われた。式典には、洪孟啓・文化部長(文化相)、亜東関係協会の李嘉進・会長、台北駐日経済文化代表処(以下、駐日代表処)の沈斯淳・代表ら、日本側からも公益財団法人交流協会(以下、交流協会)の大橋光夫・会長、日華議員懇談会会長の平沼赳夫・衆議院議員、華僑界からは日本中華聯合総会の毛利友次・会長らが出席した。

 同センターは、これまで「台北文化センター」として2010年4月より東京・白金台の駐日代表処に拠点を置いて活動していたが、この度の虎ノ門への移転を機に、名称も台北駐日経済文化代表処「台湾文化センター」へと改めた。

 開幕式のあいさつの中で洪・文化部長は、台湾の多元的で豊富な文化を具体的に紹介し、「台湾の一番のソフトパワーは、様々な文化を受け入れる懐の深さであり、それらを吸収し、自分たちの力に変えていくところにある」とアピールした。同センターについて、「今後、さらに大きなエネルギーとなり、台日間の分野を超えた交流とパートナーシップを推し進め、双方の協力関係が新たな1ページを開くことを期待している」と述べた。

 駐日代表処の沈代表は、同文化センターについて「これまでにも増して、台湾の芸術文化を日本の方々に紹介していく重責を担っていく。同センター内で多彩なイベントなどを開催すると共に、日本の文化芸術界と連携する機会を増やして親睦を深め、台日文化交流をより一層活発にしていきたい」とあいさつした。

 交流協会の大橋会長ならびに日華議員懇談会の平沼会長はいずれも祝辞の中で、同センターの虎ノ門での新たなスタートを契機に、台日間の文化交流、親善関係がより一層深まることを期待する意を表した。

 朱文清・台北駐日経済文化代表処台湾文化センター長・駐日代表処顧問は、「文化交流の懸け橋として、台湾と日本の文化、芸術の交流がより一層活発になるよう努力していきたい」と抱負を述べた。

 開幕式は、台湾のダンスカンパニー「無垢舞踏劇場」による『醮・献香』と題するオープニングパフォーマンスで幕が開いた。日本中華聯合総会の毛利会長による乾杯の音頭の後には、台湾の伝統楽器を使い、伝統性と現代的な音楽を融合させた「采風楽坊」の演奏が披露され、会場は開幕を祝う関係者でにぎわった。

 同センターでは、この日の開幕式に合わせ6日間にわたる開館イベント「台湾ウィーク -台湾音像-」を行う。イベントの中では、南管、閩南、台湾先住民と客家歌謡などのパフォーマンスグループが数多く出演し、台湾文化の神髄とすばらしさが日本の観客に披露される。

 台北駐日経済文化代表処「台湾文化センター」のウェブサイト
  http://jp.taiwan.culture.tw/


「無垢舞踏劇場」によるオープニングパフォーマンス


「采風楽坊」の演奏

«2015年6月15日»