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台湾ウィーク開催レポート:「台湾ウィーク」がスタート、台湾の人形劇や民謡のパフォーマンスを披露

 

 

 東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処「台湾文化センター」の多目的スペースが6月12日にオープンし、一般公開の開館イベントとして、6月13日から同17日まで「台湾ウィーク -台湾音像-」が開催されている。

 13日のイベントには、台湾人形劇(布袋戯)の劇団である「台原偶戯団」、台湾の伝統楽器を用いて現代的なスタイルで演奏する音楽グループ「采風楽坊」、シンガーソングライターの陳明章による台湾民謡グループ「フォルモサ淡水走唱民謡団」の3組が出演し、それぞれパフォーマンスを披露した。

 「台原偶戯団」は、文化部の「重要伝統芸術布袋戯類保存者」に認定されている陳錫煌氏が団長を務める人形劇団で、台湾の伝統的な人形劇を伝統楽器による音楽とともに演じる。また、同劇団のディレクターは、オランダ人のロビン・ラウゼンダール氏で、流暢な中国語で台湾人形劇の魅力を解説した。同日は、演目「萬花筒」が披露され、ユーモラスかつ緻密な人形の動きに観客らは釘付けとなった。上演後には人形の動かし方などを体験しながら紹介するコーナーが設けられた。

 続いてステージに立った「采風楽坊」は、笛子、琵琶、阮、古箏、揚琴、二胡などの伝統楽器を用いて、台湾民謡や台湾先住民族の音楽を現代的にアレンジし、伝統とモダンが融合した演奏を披露した。

 「フォルモサ淡水走唱民謡団」は、陳明章氏が創作した台湾語歌謡を中心に、月琴をはじめ、南管の伝統楽器、台湾先住民の楽器などを用いて演奏した。当日は津軽三味線奏者の車谷健太氏が演奏に参加し、台日伝統音楽のコラボレーションとなった。


采風楽坊


フォルモサ淡水走唱民謡団

《2015年6月16日》