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【アート】台湾のアートグループ「豪華朗機工」が「飛べ!何があっても、大地の芸術祭とともに」を出展

4月29日に開幕した「越後妻有 大地の芸術祭2022」に、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターの協力の下、台湾のアートグループ「豪華朗機工(ハウ・フア・ランジーゴン)」が地域参加型アニメーションプロジェクト「飛べ!何があっても、大地の芸術祭とともに」を出展している。同グループは今回が日本での初出展となった。

1._越後妻有大地藝術節總監、國際知名策展人北川富朗於開幕式致詞.jpg
「越後妻有 大地の芸術祭2022」開会式で挨拶する北川フラム・総合プロデューサー

「越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)」で開催された同芸術祭の開会式に出席した北川フラム・総合プロデューサーは、地元の自治体およびアーティストらの支持と理解、並びに海外のアーティストがコロナ禍の中においてもリモート方式で万難を排して無事に作品を出展できたことに感謝の意を表した。北川総合プロデューサーは、同開幕式に出席した王淑芳・駐日代表処台湾文化センター長、ドラジェン・フラスティッチ(Dražen Hrastić)駐日クロアチア大使、逢坂恵理子・国立新美術館館長、同展に出展した日本国内のアーティストらを連れて会場に案内した。

4._豪華朗機工於新潟縣十日町市及津南町發起繪圖創作募集,邀請在地學童參與集體創作,共同完成屬於越後妻有地區的動畫(照片提供:豪華朗機工).jpg

新潟県の十日町市・津南町の小中学生らとともに創作(写真提供:豪華朗機工)

今回台湾から出展した「豪華朗機工」は、ワークショップの形で越後妻有地区の34カ所の小中学生の児童・生徒らに「羽ばたく鳥」のイラストを制作してもらい、計4千枚ものイラストをスキャンして動画に編集し、MonETで公開している。芸術創作を通して想像力を飛行させ、エネルギーと祝福を結集し、コロナウイルスを畏れず勇敢に前進する精神を作品に込めた。

近年、新型コロナウイルスの影響により、国際間の往来および芸術文化交流が制限され、多くのアーティストも芸術祭の会場に足を運んでの準備や宣伝ができなくなっている。そこで、日本における台湾現代アートの多様な姿を知ってもらうため、台湾文化センターでは2021年に日本の『美術手帖』と協力し、オンライントークイベントを開催し、このなかで北川総合プロデューサーと「豪華朗機工」のメンバーである陳乂氏が対談し、芸術祭に向けて宣伝した。今年は、北川総合プロデューサーが自ら「豪華朗機工」の張耿華氏と陳乂氏をリモート・インタビューし、今回の出展作品、創作過程、これまでに創作したその他の作品などについて深く紹介した。これらのインタビューは3回に分けて「大地の芸術祭」公式YouTubeチャンネルで公開されており、「豪華朗機工」の優れた創作と活力を知ることができる。

第一話:https://youtu.be/CEia0RPHC-g
第二話:https://youtu.be/d9cBr8I4ULs
第三話:https://youtu.be/vIQ67XtJRpY
 
「越後妻有 大地の芸術祭2022」はトリエンナーレの形式で開かれる世界最大級の国際屋外芸術祭で、2000年から今まで世界各地から約264万人が訪れた。今回の会期は新型コロナの影響により2022年4月29日~11月13日の開催となった。世界各国から333件のアーティスト作品が展示されている。

2._豪華朗機工(照片提供:豪華朗機工).jpg
「豪華朗機工」のメンバーたち(写真提供:豪華朗機工)

「越後妻有 大地の芸術祭 2022」公式サイト
https://www.echigo-tsumari.jp/