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「おうちで楽しもう台湾の博物館」第3回 国家人権博物館

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターとSNET台湾の共同企画「おうちで楽しもう台湾の博物館」では、コロナ禍による台湾ロスにお嘆きのみなさまに、台湾を代表する10の博物館が制作した魅力的な動画に解説と日本語字幕をつけて配信します。10の博物館が描き出す台湾像はそれぞれの彩りで、多様性に満ちた台湾文化の世界にみなさんを誘います。


今回ご紹介するのは、国家人権博物館です。台湾は、その重層的で起伏に満ちた歴史が過去への飽くなき関心をかきたてるだけでなく、尽きせぬ原動力に突き動かされ、絶えず前進する社会の姿が今を考える様々な示唆をもたらす場所です。台湾の視座から「今」を考える上で欠くことのできない重要なテーマ、それが人権です。


かつて台湾には、「白色恐怖(テロ)」という国家権力の不正義によって、市民の人権が抑圧される不幸な一時期がありました。しかし、民主化・自由化が実現した現在の台湾は、人権という普遍的価値のアジアにおける重要な擁護者として、人権抑圧という過去の不正義に正面から向き合う強さを持った社会に生まれ変わっています。


国家人権博物館は、アジアでは唯一、館名に人権を冠する国立博物館であり、白色恐怖景美紀念園区(新北市新店区)と白色恐怖緑島紀念園区(台東県緑島郷)からなります。動画の中で主に紹介されている景美紀念園区は、かつての政治犯を収容した監獄と軍事法廷を修復した施設であり、そこに刻まれた苦難の歴史を記憶し、未来に向けて人権教育を行う基地となっています。


国立人権博物館の公式サイト(中国語・英語)

https://www.nhrm.gov.tw/


文化部による同館の紹介(日本語)

https://www.moc.gov.tw/jp/information...



#台湾文化 #国家人権博物館 #人権