新型コロナウィルスの拡大防止のため、各ご家庭で過ごす時間が長くなりましたが、当センターは、休館中もみなさまに文化の宝庫、台湾を発見、再発見いただけるようなコンテンツをウェブサイトとSNS(Facebook / Twitter / Instagram)にてお届けいたします。
当センターが「日本台湾修学旅行研究者支援ネットワーク(SNET台湾)」との提携プランの一環として紹介されております。皆様ぜひ台湾文化の「今」を体験してください。
国立歷史博物館は台北植物園内に位置する博物館です。長年積極的に国際規模の展覧会を企画し、展示を通したグローバル文化交流を推進してきました。台湾芸術家作品のコレクションだけでなく、国外への文化の輸出にも力を入れています。
歷史博物館は、現在整備中につき閉館しておりますが、時間と場所の制限を受けないオンライン博物館サービスを開始し、自由に芸術にふれる機会を創出しました。今日は「ラインからネットワークまで-陳澄波とそのコレクション」という展覧をご紹介します。陳澄波(1895-1947)は台湾近代美術を語るのに欠かせない重要な人物です。1895年に台湾で生まれ、1924年3月に東京美術学校(今の東京芸術大学)に入学した陳は、3年生で(1926年)台湾人洋画家として初めて帝展に入賞しました。今回の展示では、陳澄波が友人と行った交流を辿るコレクションと、個人的な作品、家族との書道習作、直筆の手紙など、新たな視角で陳澄波が過ごした時代と芸術の雰囲気と追体験できます。
「ラインからネットワークまで-陳澄波とそのコレクション」オンライン展示:
https://bit.ly/3dtnp7l
画像提供:国立歷史博物館公式ホームページ