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駐日代表処で金門島のドキュメンタリー映画「呉さんの包丁」試写会が開催

駐日代表処で金門島のドキュメンタリー映画「呉さんの包丁」試写会が開催


 東京・白金台の台北駐日経済文化代表処で1月24日、金門島の包丁鍛冶職人「呉さん」(呉増棟さん)を追ったドキュメンタリー映画『呉さんの包丁』(林雅行監督)の試写会が開催された。


 上映に先立ち挨拶した台北駐日経済文化代表処の沈斯淳・駐日代表は、「金門島はとても美しい島で、伝統的な文化をよく維持しており、この映画を通して、金門島のことを好きになり、呉さんが包丁を作るプロセスの中から歴史についても理解が深まることを期待している」と述べた。


 金門島は、中国大陸との軍事的最前線の島で、1958年8月23日に中国大陸側が金門島に向けて突如砲撃を開始し、台湾側が応戦した「八二三砲戦」が発生したほか、その後約20年間にわたって中国大陸から宣伝弾が撃ち込まれた。


 映画の中で登場する「呉さん」は、金門島に撃ち込まれた砲弾を原料に包丁を作る職人。同映画では、呉さんの生い立ちを振り返りながら、金門島が歩んできた歴史を映し出し、戦争のための「砲弾」から料理の道具である「包丁」に生まれ変わらせる呉さんの包丁に込めるメッセージを追う。


 林雅行監督は挨拶のなかで、「金門島は日本人には馴染みが薄いが、金門島を通して両岸関係、日本との関係、当時の米ソ関係などが非常に見えてきて、アジア近現代史を改めて知ることができる」と述べ、映画を通して日本の人々が金門島を身近に感じられることに期待を示した。


 また、同映画の音楽を担当した彩愛玲さんは、「前向きに明るく生きる呉さんの生き様は、日本のわれわれにもパワーをくれる。この映画を通してこれまで知らなかった金門島を知ることができたことを大切に思っている」と述べた。


映画「呉さんの包丁」の詳細は、以下のウェブサイトをご参照ください
http://cr21.web.fc2.com/hocho/hocho.html


《2014年1月27日》