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「台北 國立故宮博物院―神品至宝」展のレセプションが開催

6月24日、「台北 國立故宮博物院―神品至宝」展が、東京・上野の「東京国立博物館」において一般公開が始まった。国立故宮博物院(以下、故宮)と台北駐日経済文化代表処(以下、駐日代表処)は、同展開催に尽力された各界関係者らを招き、レセプションを開催した。


 同レセプションには、馮明珠・故宮院長および東京国立博物館(以下、東博)の銭谷眞美・館長のほか、日華議員懇談会(以下、日華懇)の平沼赳夫・会長、下村博文・文部科学大臣、古屋圭司・国家公安委員会委員長兼防災担当大臣、山口那津男・公明党代表、舛添要一・東京都知事、日本交流協会の大橋光夫・会長ら日本の各界の要人が出席した。台湾側からは李應平・文化部次長、駐日代表処の沈斯淳・代表、ならびに華僑関係者、台日のメディア関係者ら計400人余りが出席した。


 馮・院長はあいさつの中で、「今回の展覧会は、台日間におけるきわめて重要な文化交流であり、日華懇および各界関係者の尽力に感謝する。30年余りを経て『海外美術品等公開促進法』が法制化されたことにより、故宮文物のアジアで初めての展覧会が実現した。今回の展示文物は国宝中の国宝を選び、すべてが『神品至宝』と言える物ばかりである。日本の人々が長きにわたり待ち望んでいた同展開催がついに実現し、東博による同展開催への配慮や協力に感謝の意を表したい」と述べた。


 沈・駐日代表は、「今回の展覧会は台日文化交流におけるきわめて意義のある1ページとなった」と強調し、日華懇の平沼会長および国会議員、国立故宮博物院、東京国立博物館、九州国立博物館などの各関係者らの尽力に感謝の意を表すと共に、日本の各メディア、中華航空の協力にも感謝の意を示し、「故宮展が円満に開催されたことにより、台日関係がますます広がり、より一層深まることを期待している」と述べた。


 来賓として、平沼・日華懇会長、下村・文部科学大臣、古屋・国家公安委員会委員長がそれぞれ祝辞を述べ、その後、銭谷・東博館長が乾杯の音頭をとった。馮・院長と沈・駐日代表は会場を回り、招待客一人一人に感謝の意を表した。