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台湾文化発信イベント「TAIWANDERFUL」でサマソニ出演の台湾バンドが演奏

「サマーソニック2014」(8月16日、17日開催)に出演する台湾のバンド6組のうち4組が、8月15日に東京のライブハウス「恵比寿リキッドルーム」で開催された台湾音楽・文化紹介イベント「TAIWANDERFUL(台ワンダフル)」に出演した。


 同イベントは、ライブのほか、台湾の映画、ファッション、雑貨、グルメなどを紹介するスペースが設けられた。また、ゆるキャラの「タイワンダー☆」と「OPENちゃん」のショー、台北を紹介する丸屋九兵衛さんのトークショー、歌手の中孝介さんを交えての台湾映画トークショーなどが行われた。


 ライブには、台湾語の激しい社会派ロックの「Loh Tsui Kweh Commune」(LTKコミューン/濁水溪公社)、インストゥルメンタルロックの「APHASIA」(アフェイシア/阿飛西雅)、キャッチーなダンスポップの「Cosmos People」(コスモスピープル/宇宙人)、ヘビーメタルバンド「CHTHONIC」(ソニック/閃靈樂團)に台湾伝統楽器を組みあわせたアコースティックバンド「CHTHONICOUSTIC」(ソニックースティック)の4組が出演し、約1,000人の観客を魅了した。


 演奏に先立ち、出演するバンドのメンバーらによる記者会見が行われた。朱文清・台北駐日経済文化代表処顧問兼台北文化センター長は、「台湾の流行音楽は、中国大陸、香港、マレーシア、シンガポールなど華人社会で大変歓迎されている。台湾の文化部(省)は華人社会だけでなく、日本や世界の音楽市場に進出することを奨励しており、今日はこの『TAIWANDERFUL』というイベントを通して、台湾の音楽、文化、グルメなどを紹介し、台湾のよさを身近に存分に楽しんでいただきたい」と述べ、今回のイベントの趣旨を紹介した。


 同ライブのトリを務めた「CHTHONICOUSTIC」のフレディ・リムさんは、「台湾と日本の関係は深く、密接であり、観光や野球などさまざまな交流がある。だが、音楽に関しては、台湾人は日本の流行音楽をよく知っているが、日本の方々は台湾の流行音楽をあまりご存知なかった。このイベントをきっかけにより多くの人々に台湾の音楽を知ってもらいたい。今回出演する4組のバンドは、それぞれ音楽のジャンルも違うので、それぞれのジャンルの台湾の音楽を好きになってほしい」と挨拶した。また、日本で活躍する米国人ギタリストのマーティ・フリードマンさんが特別ゲストとして駆けつけ、「CHTHONICOUSTIC」の演奏に参加し、会場を盛り上げた。


 「サマーソニック2014」には、「TAIWANDERFUL」に出演した4組のバンドのほか、「Mayday」(メイデイ/五月天)と「Magic Power」(マジックパワー/MP魔幻力量)も出演し、真夏のイベント会場に台湾の音楽が響き渡った。