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「福岡国際映画祭」開幕式のレッドカーペットに台湾の監督や俳優らが登場

「アジアフォーカス 福岡国際映画祭2014」(以下、福岡国際映画祭)が9月12日より開催され、福岡市内のキャナルシティ博多をメイン会場に各映画館でアジア各国からの作品が上映されている。


 初日夕刻、キャナルシティ博多B1Fサンプラザステージでオープニング・セレモニーが開かれ、台湾から同映画祭に最新作を出品した蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督、齊柏林(チー・ポーリン)監督、謝駿毅(シエ・チュンイー)監督、郭珍弟(クオ・チェンティ)監督や、出演俳優の李康生(リー・カンション)さん、張書豪(チャン・シューハオ)さん、陸弈静(ルー・イーチン)さんらがレッドカーペットに登場した。


 オープニング・セレモニーの後に行われたレセプションには台北駐日経済文化代表処の徐瑞湖・副代表および朱文清・顧問兼台北文化センター長、台北駐大阪経済文化弁事処福岡分処の戎義俊・処長らも出席し、徐・副代表があいさつを述べた。


 福岡国際映画祭ディレクターの梁木靖弘氏は、「近年、台湾映画は各界からの注目を集めており、質・量共に年々向上している。とりわけ、蔡明亮監督の人生を凝縮させた表現は、きわめて得難く貴重である」と感想を語った。


 同映画祭の台湾映画大特集「台湾映画祭~台湾電影ルネッサンス2014」は、台湾の文化部が、台湾映画の国際マーケットへのセールス拡大のため、福岡国際映画祭の主催団体と共同主催したもの。


 今回の上映作品は、戦前に甲子園で準優勝した嘉義農林の野球部の球児たちを描き、人気を博した「KANO~1931海の向こうの甲子園」や、金馬奨(賞)で最優秀監督賞を獲得した蔡明亮監督の「郊遊<ピクニック>」、上空から台湾を撮影したドキュメンタリーフィルム「天空からの招待状」をはじめ、「セデック・バレ」「時の流れの中で」「空を拓く 建築家・郭茂林という男」など6作品である。また、同映画祭の公式招待作品でも台湾映画の「ロマンス狂想曲」と「山猪(いのしし)温泉」が選ばれた。


 福岡国際映画祭は9月21日まで開催される。詳細は以下のウェブサイトを参照:


「アジアフォーカス 福岡国際映画祭2014」ウェブサイト
  http://www.focus-on-asia.com/