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台湾野球映画「KANO」、2014年の映画で最も好調なスタート切る

台湾で2014年2月27日に公開した台湾映画「 KANO」が公開後初めての週末を迎え、4日目までの興行収入が6500万台湾元(約2億1700万円)を超え、今年台湾で上映された作品では最高のスタートを切ったことがわかりました。3月7日には大阪アジアン映画祭で海外としては初めてお披露目され、イベントのオープニングを飾りました。


日本統治時代の1931(昭和5)年に甲子園野球大会に初出場し、台湾勢で初めて準優勝に輝いた嘉義農林学校の奮闘を描いた映画「KANO」。公開以来各地の映画館には大勢の観客がつめかけ、台北地区だけでも2200万元(約7400万円)の興行収入を記録しました。


先週末には魏徳聖(ウェイ・ダーション)プロデューサーや馬志翔(ウミン・ボヤ)監督、球児を演じたメンバーなどが劇場で“お礼行脚”を実施。熱心なファンの中には2度、3度と連続観賞する人もいました。


インターネット上では映画中で永瀬正敏演じる近藤兵太郎が口にした「勝ちたいと思うな、負けられないと思え」、「負けることを考えるんじゃない、勝つ方法だけを考えるんだ」などの“名ゼリフ”が人気となっています。


3月7日の大阪アジアン映画祭では魏氏や馬氏をはじめ永瀬、坂井真紀などが大阪駅前で行われるレッドカーペットに登場し、インターナショナルプレミア上映には王貞治氏や黄敏惠嘉義市長らが出席しました。


同映画祭では台湾の文化部、台北駐日経済文化代表処、台北文化センターなどと協力し「台湾:電影ルネッサンス2014」と題された台湾映画の特集が組まれ、 「KANO」のほか、「一分間だけ」(只要一分鍾)、「上から見る台湾」(看見台湾)、「おばあちゃんの夢中恋人」(阿[女麼]的夢中情人)など台湾の作 品10本が上映されました。