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【アート】赤道上のメイド・イン・タイワン:蔡明亮・現代台湾馬華映像及び芸術

たくさんの申込ありがとうございます。

文化の多様性を受け入れる大きな包容力と先進的な教育制度を有する台湾は、多くのマレーシア出身の人を惹きつけました。マレーシア中華系移民の文化は台湾で長きにわたって発展し、その活気にあふれる活動は、映画、演劇、現代アートおよび文学などで素晴らしい成果をあげています。映画では台湾ニューシネマに続いて、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督の作品がベネチア・ベルリン・カンヌなど国際映画祭の賞を総なめにするほど高い評価を受けました。

今回のイベントでは、蔡明亮監督のほかその作品に欠かせない俳優・李康生(リー・カンション)も登壇して、台湾における現代マレーシア中華系移民芸術の展開の歩みをたどるとともに、台湾とマレーシアの間における芸術越境の見取図を描きます。

日時:2019年7月20日(土)10:00-21:10、7月21日(日)10:00-17:00

**7月20日の定員に達しました。たくさんのお申込みありがとうございました。
会場:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(東京メトロ虎ノ門駅より徒歩1分)
定員:80名(入場無料、要予約。30分前開場、自由席)

総合進行:黄英哲[愛知大学]
言語:中国語/日本語
通訳:張文菁[早稲田大学研究員]・劉怡臻[明治大学大学院文学研究科博士課程]

*ご予約の方は本ページ下の「参加申込」をクリックしてください。必要事項を記入のうえ、申込みいただくと、予約確認メールが自動返信されます(迷惑メールに分類される場合があります。事前に設定をご確認ください)。記入項目のCAPTCHAは「音声再生」の左の横文字を枠にご記入ください。CAPTCHAのエラーと時間切れの場合になりましたら、リロードしてもう一度ご記入ください。

★2019/7/20(土)「蔡明亮監督の映像芸術」

10:00 開会挨拶

10:10-12:30
司会:張小虹

映画『無無眠』(2015, 34 mins)上映と対談
*セリフなし、男性俳優の正面全裸映像がある。
講演:蔡明亮[映画監督]・李康生[俳優]
対談者:陳儒修[台湾・政治大学伝播学院] VS 佐藤元状[慶應義塾大学法学部]

13:30-16:00
司会:陳儒修
映画『秋日』(2016, 24 mins)上映と対談
*最初から8分間映像なし、音声のみ。
講演:蔡明亮・李康生
対談者:張小虹[台湾大学外国語文学系暨研究所] VS 金子 遊[多摩美術大学芸術学科]
16:10-18:00
司会:三木直大[広島大学大学院総合科学研究科]
蔡明亮の映像芸術:映画創作者・芸術の越境
対談者:
山本博之[京都大学東南アジア地域研究研究所] マレーシア映画における「黒眼圏」の系譜(馬來西亞電影中《黑眼圈》的系譜)
孫松榮[台湾・台南芸術大学動画芸術與影像美学研究所] 慢走電影:蔡明亮的遷徙影像行動(スローシネマ:蔡明亮の移りゆく映像)
19:00-20:40映画『台北星期天』(何蔚庭監督,2009, 100 mins)上映
*中国語・英語の字幕付き

★2019/7/21(日)「台湾馬華芸術:映画・演劇・映像芸術」

10:00-12:00
司会:孫松榮
何蔚庭映画:異境台湾・未来都市
対談者:林克明[台湾・聯合大学台湾語文與伝播学系] 「走在路上」:何蔚庭的台北異域(「道をゆく」:何蔚庭の台北異域) VS 及川 茜[神田外語大学外国語学部] ヘテロトピアの夢は誰の夢?:映画『ピノイ・サンデー』と移民工文学試論(異托邦的夢是誰的夢?:試論《台北星期天》與移民工文學)
13:00-15:00
司会:林克明
在台馬華劇場:越境台湾・混語身体
対談者:于善祿[国立台北芸術大学戯劇学系] 歷史脈絡與發展現況(歴史的背景と発展の現状) VS 高俊耀[窮劇場聯合アートディレクター] 語言當中的身體疆界(言語にみる身体の領域)
15:10-17:00
司会:于善祿
區秀詒:周縁台湾・南方顕像
対談者:柯念璞[高雄市立美術館アシスタントキュレーター] 測繪南方:精神地理實踐的歷史複象(南洋をマッピングする:想像の地表と歴史とのオーバーラップ) VS 區秀詒[アーティスト] 密碼顯像:馬、椰子、廣播、那些歷史的男人們、一所圖書室與其他(記号の表象:馬・椰子・ラジオ放送・歴史上の男たち・ある図書室とその他)

主催:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、台湾国立政治大学