メインのコンテンツブロックにジャンプします

【講座】台湾カルチャーミーティング2018第8回 「小説に描いた一台の自転車が、別の小説と深い記憶を引っぱり出してきた」--『自転車泥棒』刊行記念トーク ゲスト:作家・呉明益(ご・めいえき)さん

【講座】台湾カルチャーミーティング2018第8回 「小説に描いた一台の自転車が、別の小説と深い記憶を引っぱり出してきた」--『自転車泥棒』刊行記念トーク ゲスト:作家・呉明益(ご・めいえき)さん

定員に達しましたため、受付を締め切りました。たくさんのお申込みありがとうございました。  

講座は予定通り開催いたします。

台湾の文化に触れる人が増えるにつれ、台湾人の書く小説に興味を持つ人が徐々に増えてきました。もともと、素晴らしい作品はありましたが、海外で評価をされ始めたのはごく最近。連作短編集『歩道橋の魔術師』が日本でも話題となり、最新小説『自転車泥棒(原題:單車失竊記)』が国際ブッカー賞にノミネートされるなど、呉明益は高まる評価の先頭にいます。

 邦訳が刊行されたばかりの『自転車泥棒』--台北の「中華商場」で成長した「ぼく」は、20年前父とともに姿を消した自転車を探すうちに、自らの家族の歴史だけでなく、台湾のさまざまな人びとの歴史に巻き込まれ、埔里のチョウの谷に迷い込み、マレー半島のジャングルを走り、日本統治時代の大稻埕に暮らし、ついにはミャンマーのゾウに出会う……。

 台湾の優れた作家、クリエーターたちをお招きし、日本の台湾文化好きのみなさんと交流するトーク企画「台湾カルチャーミーティング2018」 今年の最後は、台湾の作家・呉明益さんをお招きします。最新長編小説『自転車泥棒』はどのようにして書かれたのか? その誕生の秘密を著者自身に、たっぷりお話しいただきます。ふるってご応募ください。

日時:1117日(土)18時から(およそ1時間半)

会場:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター(東京メトロ虎ノ門駅より徒歩1分)

定員:100名(入場無料、予約制。30分前開場、自由席)ご予約の方は本ページ下の「参加申込」をクリックしてください。必要事項を記入のうえ、申込みいただくと、予約確認メールが自動返信されます(迷惑メールに分類される場合があります。事前に設定をご確認ください)記入項目のCAPTCHAは「音声再生」の左の横文字を枠にご記入ください。CAPTCHAのエラーと時間切れの場合になりましたら、リロードしてもう一度ご記入ください。

ゲスト:呉明益


◯ゲストプロフィール 

呉明益(ご・めいえき) 1971年、台湾・台北生まれ。小説家、エッセイスト、国立東華大学中国文学部教授。輔仁大学マスメディア学部卒業、国立中央大学中国文学部で博士号取得。短編小説集『本日公休』(1997年)でデビュー。写真、イラストも手がけた自然エッセイ『迷蝶誌』(2000年)、『家離水邊那麼近』(2007年)や、長編小説『睡眠的航線』(2007年)、『複眼人』(2011年)、連作短編集『歩道橋の魔術師(天橋上的魔術師)』(同年)、写真評論・エッセイ集『浮光』(2014年)などバラエティに富む作品を生み出している。最新作は『自転車泥棒(單車失竊記)』

2003年、2007年、2011年、2012年、2014年、2015年に『中国時報』「開巻十大好書」選出、2004年雑誌『文訊』新世紀セレクション選出、2007年香港『亜洲週刊』年間十大小説選出、2008年、2012年台北国際ブックフェア賞(小説部門)など、受賞多数。

連作小説集『歩道橋の魔術師』(2011年)は、邦訳が2015年に白水社より刊行され、高い評価を得たほか台湾で映像化が決まっている。2018年、『自転車泥棒』で国際ブッカー賞候補となる。

20170226永和工作室 (1).JPG