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【特別イベント】台日合作『繍襦夢』制作発表イベント・芸文サロン

【特別イベント】台日合作『繍襦夢』制作発表イベント・芸文サロン

定員に達しましたため、受付を締め切りました。たくさんのお申込みありがとうございました。


この度、台湾文化センター初の台日古典芸能のコラボイベントを開催することとなりました。


あらすじ


「過去の恋に縛られ成仏できずにいる亡者が、形見で想う人を偲ぶ」というストーリーを架け橋に、台湾の崑曲と日本の舞踊という東洋の二大古典芸能のコラボレーションにより誕生したのが、新編『繍襦夢』です。古典芸能の伝統と現在をつなぎ、未来の新たな可能性を探る芸術界の世紀の大実験が、今ここに始まります。 


本作品はこれまで台湾と日本のトップレベルの制作チーム&俳優陣により、三年をかけ、企画・創作・交流・共同制作が行われてきました。そしてきたる20186月横浜能楽堂にて、新時代の幕明けを告げる最高傑作が上演されます。 


台湾の国光劇団は、20178月末より日本において第二段階の創作と稽古に入ります。そこで、本センターは、台日双方の伝統芸能の出逢い、交流、摩擦、調和の過程をいち早く皆様にご覧いただくべく、今回の特別イベントを企画、数百年の歴史をもつ二つの伝統芸能が、一体どのように境界線を越え、前人未踏の作品を世に送り出すのか。台日文化交流の歴史に新たな門出を、ぜひお見届け下さい。


日時:8月31日(木)14時から(およそ2時間半)


会場:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター(東京メトロ虎ノ門駅より徒歩1分) 


定員:80名(入場無料、予約制。30分前開場、自由席)→ご予約の方は本ページ下の「参加申込」をクリックしてください。必要事項を記入のうえ、申込みいただくと、予約確認メールが自動返信されます(迷惑メールに分類される場合があります。事前に設定をご確認ください)記入項目のCAPTCHAは「音声再生」の左の横文字を枠にご記入ください。CAPTCHAのエラーと時間切れの場合になりましたら、リロードしてもう一度ご記入ください。 


【イベント内容】


異分野対話・デモンストレーション・交流会 


導入:


張育華(ヂャン・ユーファ) 博士 / 国光劇団団長 


台湾国立中央大学中国文化院戯曲博士、国立伝統芸術センターにおいて台湾音楽館主任や戯曲芸術発展部部長の役職を歴任。中国で権威のある「中国『海寧杯』王国維戯曲論文賞」を受賞。これまで台湾や国際シンポジウムで数多くの学会発表を行う。近年は「文化伝承とブランドの向上」を目標に、国光劇団の創作や公演を積極的に指導。台湾発の国光劇団ブランドと持続可能な運営体制の確立に注力している。




トークゲスト


中村雅之(なかむらまさゆき)/ 横浜能楽堂館長


1959年生まれ。法政大学大学院修士課程修了。横浜能楽堂館長。横浜市芸術文化振興財団理事、明治大学大学院兼任講師などを兼任。能楽・琉球芸能・文楽など日本の伝統芸能のプロデュース・脚本・演出・執筆・講演を幅広く手掛ける。アジア諸国を中心に海外の伝統芸能の招聘・共同制作公演も多い。プロデュースした作品が、20082014年度の文化庁芸術祭大賞を受賞した。著書に『英訳付き 一冊でわかる日本の古典芸能』など多数。




 王安祈 / 国光劇団芸術総監 


台湾大学博士、台湾大学演劇院特別教授で国光劇団の芸術総監を務める。学術研究および脚本作成に長け、学術書や専門書、脚本集を数多く出版。台湾の行政院に属する科技部(日本の文科省に相当)の傑出学術賞、胡適記念研究講座、香港のアカデミー賞である金像奨脚本賞(4年連続)、10大傑出女青年、金鼎奨、教育部文芸奨、脚本家魁星奨、金曲奨、2005年台湾「国家文芸奨」など、文学・芸術界を代表する賞を続々と受賞。




常磐津 文字兵衛 / 常磐津三味線奏者、作曲家


常磐津三味線奏者、作曲家1961年生まれ。歌舞伎における演奏と、新たな創作活動に対し、66回日本藝術院賞。14年日本国天皇より紫綬褒章を受ける。西洋音楽、民族音楽を含む多ジャンルの作品を作曲している。




温宇航(オン・ユーハン)/京劇崑曲芸術家、国光劇団の看板俳優、『繍襦夢』主演俳優


国光劇団を代表する看板俳優。京劇・崑曲の二つの顔を持つ舞台芸術家。北京戯曲学校崑曲班を卒業。馬玉森、満楽民、朱世藕、沈世華、張毓雯、傅雪漪など有名な戯曲俳優に師事。1999年、アメリカのリンカーン・センターにて、全幕55幕構成の『牡丹亭』で全幕通し上演で史上初の海外公演を行う。2010年、国光劇団へ正式に移籍。2012年、京劇姜派を受け継ぐ舞台芸術家の林懋栄へ弟子入りし、京劇の技芸に更なる磨きをかける。




 


【主催】


台湾文化部


台北駐日経済文化代表処台湾文化センター


台湾国立伝統芸術センター


共同制作】 


国光劇団


横浜能楽堂