『台湾海峡一九四九』の感動をもう一度 龍應台が送る、珠玉のエッセイ集
台湾人の家族愛と台湾社会のリアルと台湾文学の美しさがぎゅっとつまった74篇
息子のひとり立ち、母の老い、父との別れ……
悲しみは不意打ちのように、日常のふとした一瞬に姿を現す。台湾のベストセラー作家が綴る、やさしさと情愛に満ちた家族の物語。
概要
デビュー以来、鋭利な筆致で話題作を書き続ける台湾のベストセラー作家・龍應台が綴る、やさしさと情愛にあふれた家族の物語。母の老い、息子たちの巣立ち、そして父との別れ――「わたし」はそれをただ見送り、見守ることしかできない。
本書は、著者が香港の大学で教鞭をとっていた時期に台湾紙・香港紙に連載され、中国語圏で人気を博した59篇(Ⅰ「家族を見つめる」、Ⅱ「香港から見た風景」)と、台北市文化局長時代に見守った父の晩年を描いた15篇(Ⅲ「父を見送る」)からなる。中国古典文学への深い造詣に裏打ちされた端正な文体と熟練された「語り」のテクニックで、ときにセンチメンタルに、ときにユーモアたっぷりに家族と人生を語る、珠玉のエッセイ集。
執筆に講義に公務に、台湾と香港を飛び回る多忙な日々のなかから核心的な価値をさりげなく取り出し、独特な切り口で思索を加える――老いとは? 幸せとは? 国とは? 時間とは? そこには磨き抜かれた知性と台湾人特有の歴史観があり、欧米社会・台湾社会への批評性がキラリと光る。中国語圏で今でも売れ続けている大ベストセラー。『台湾海峡一九四九』に続く邦訳第二弾!
詳細については下記の出版社リンクご参照ください。
http://www.hakusuisha.co.jp/book/b208607.html