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呉季璁さんが作品出展、「六本木アートナイト2015」が盛大に開催

呉季璁さんが作品出展、「六本木アートナイト2015」が盛大に開催


作品『Wire I』(呉季璁)

 「六本木アートナイト2015」が東京都港区の六本木地区で4月25日、26日に開催された。

 「六本木アートナイト」は、六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街などを会場に開催されるオールナイト・イベントで、今回は「ハルはアケボノ ひかルつながルさんかすル」をテーマに、「光」と「つながり」と「参加」を重視して、さまざまなアーティストによるアートパフォーマンスが披露された。

 台湾からは呉季璁(ウー・ジーツォン)さんの作品が出展され、六本木ヒルズアリーナで4月25日夕方に開催されたオープニングセレモニーにも出席した。

 オープニングセレモニーは、南條史生・六本木アートナイト実行委員長(森美術館館長)、日比野克彦・アーティスティックディレクター、齋藤精一・メディアアートディレクターらが挨拶し、最新のテクノロジーをアート作品に取り入れたメディアアートの可能性を強調した。セレモニーでは、個性的な参加アーティストらがレッドカーペットを歩いて勢ぞろいし、日没とともに会場は光のショーが始まり、「コアタイム」(日没~夜明け)のキックオフが宣言された。

 呉季璁さんの作品は、プロジェクターを用いた『Wire I』と『Crystal City 002』の2作品が六本木の「第一レーヌビル」に展示された。『Wire I』は金網をレンズの絞りと回転の変化によって山水画のように映し出し、『Crystal City 002』は透明なプラスチックの立方体に光を回転させながら当てることにより、未来都市のような影を映し出し、非日常な世界を表現した。呉季璁さんは、平凡な材料からレンズや映し方を工夫することで、違う見え方が生まれることを説明した。


「六本木アートナイト2015」オープニングセレモニー
左:呉季璁さん
右:朱文清・台北駐日経済文化代表処顧問兼台北文化センター長


「六本木アートナイト2015」オープニングセレモニー
右:日比野克彦アーティスティックディレクター
左:齋藤精一メディアアートディレクター

《2015年4月27日》