▲台湾アーティスト涂維政(トゥ・ウェイチェン)による「遺跡坑」シリーズ第7作目《飛騨神話遺跡-両面宿儺 神龍退治》
【台湾文化センター2026年度事業】
台湾アーティスト涂維政(トゥ・ウェイチェン)が「下呂 Art Discovery 2026」国際芸術祭に参加!大型インスタレーションで飛騨の伝説を再解釈
岐阜県下呂市を舞台に開催される国際芸術祭「下呂 Art Discovery 2026」が9月11日に開幕しました。台湾文化センターは、日本を代表するキュレーターの一人である北川フラム氏との連携を継続し、台湾アーティストの涂維政(トゥ・ウェイチェン)を招聘。下呂温泉合掌村横にて、大型屋外インスタレーション《飛騨神話遺跡-両面宿儺 神龍退治》を展示しています。
「下呂 Art Discovery 2026」は、北川フラム氏が総合ディレクターを務め、下呂の自然、歴史、文化、温泉など地域の魅力を現代アートを通して再発見する国際芸術祭です。今年は14の国・地域から59組のアーティストが参加し、11月8日まで下呂市内各地で作品展示やさまざまなプログラムが展開されます。
「下呂 Art Discovery 2026」総合ディレクターの北川フラム氏(左)、台湾アーティストの涂維政氏(中央)、台湾文化センターの曾鈐龍センター長(右)
夜間のライトアップ樣子(写真提供:アーティスト 涂維政)
涂維政(トゥ・ウェイチェン)《飛騨神話遺跡-両面宿儺 神龍退治》
涂維政は、「架空の考古学」という独自の手法を通して、歴史や文明、記憶を再解釈する作品で知られる台湾の現代アーティストです。
今回の作品は、飛騨地方に伝わる「両面宿儺」の伝説を題材としています。『日本書紀』では大和朝廷に反抗した異形の人物として描かれる一方、飛騨・美濃地方の伝承では、人々を守り、寺院を開き、五穀豊穣を祈り、悪龍を退治した英雄として語り継がれています。
涂維政は、この二つの異なる物語と架空の考古学的発見を組み合わせ、約12メートルx8メートルの巨大な発掘現場に、人型の骨格と龍の骨格が絡み合う光景を出現させました。 歴史、神話とフィクションを交差させながら、人類学的な視点から地域に伝わる物語を捉え直し、観客に新たな想像の可能性を提示します。
「下呂 Art Discovery 2026」総合ディレクターの北川フラム氏(前列左から4人目)、岐阜県知事の江崎禎英氏(前列右から7人目)、下呂市長の山内登氏(前列右から8人目)、台湾文化センターの曾鈐龍センター長(前列右から9人目)、台湾アーティストの涂維政氏(中列右から6人目)
台湾文化センターの曾鈐龍センター長が、今回特別に招かれ、開幕式で挨拶を行った
開幕式に曾鈐龍センター長が出席‧祝辞
9月11日の開幕式には、台湾文化センターの曾鈐龍センター長も来賓として出席しました。
曾センター長は、北川フラム氏が台湾にも多くのファンを持つ著名なキュレーターであり、自身も近年、北川氏が手がける各地の芸術祭を訪れてきたことを紹介。また、「下呂 Art Discovery 2026」を通じて、より多くの台湾の人々が下呂を訪れ、温泉文化と現代アートを楽しむことへの期待を述べるとともに、芸術と文化による地域の活性化と日台文化交流のさらなる発展に期待を寄せました。
台湾アーティストの涂維政氏(左)、台湾文化センターの曾鈐龍センター長(右)
「下呂 Art Discovery 2026」国際芸術祭
会期|2026年9月11日(金)~11月8日(日)
会場|岐阜県下呂市内各所
台湾アーティスト|涂維政(トゥ・ウェイチェン)
作品|《飛騨神話遺跡-両面宿儺 神龍退治》
展示場所|下呂温泉合掌村横
https://gero-art-discovery.jp/