台湾文化センターでは、美術史家・伊藤俊治氏をキュレーターに迎え、写真家・黄子明(こう・じめい)氏、沈昭良(しん・しょうりょう)氏の作品と、嘉義市人文写真推進プロジェクトによる《眷戀眷村》を紹介する写真展《沈黙の空間、肖像、身体―榮眷・光景》を開催いたします。
本展は、「空間」「肖像」「身体」をテーマに、黄子明氏による《抗米援朝中国義勇軍の「反共」のイレズミ》、沈昭良氏による《自強》、そして嘉義市人文写真推進プロジェクトによる《眷戀眷村》の三つのシリーズで構成されています。身体に刻まれた歴史の記憶、現在も人々の暮らしが息づく眷村の空間、そして再建された眷村に受け継がれる生活と記憶をたどり、戦争や移動の時代を生きた人々の歩みと、台湾社会に受け継がれてきた歴史や文化を紹介します。
【会期・会場】
■会期:2026年7月31日(金)~9月18日(金) 【休館日】土日・祝日
■開館時間 :10:00~17:00
■会場:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
(〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-12 虎ノ門ビル2階)
■入場無料
【オープニングイベント】
■開幕式:2026年7月31日(金)14:00~14:30 開幕式(※招待者限定)
■特別講演会:同日14:30~15:30(申込不要・入場自由)
“忘れられた戦争と移動の傷痕 ― 沈黙の空間、肖像と身体 ”
登壇者
• 伊藤俊治(美術史家・東京藝術大学名誉教授、本展キュレーター)
• 港千尋(多摩美術大学教授・写真家・司会)
• 沈昭良(華梵大学教授・写真家)
• 黄子明(写真家)
■交流会:同日 15:40~16:30(申込不要・入場自由)
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キュレーター・作家紹介
本展は、美術史家・伊藤俊治氏をキュレーターに迎え、写真家・黄子明氏、沈昭良氏、そして嘉義市人文写真推進プロジェクトによる作品で構成されています。それぞれが長年取り組んできた写真表現や活動を通して、台湾の歴史や文化、人々の記憶と暮らしを多角的に紹介します。
伊藤俊治(キュレーター)
美術史家。東京藝術大学名誉教授。美術史・写真・映像文化研究を専門とし、国内外で幅広く活動しています。本展では、「栄民」と「眷村」という二つの存在を手がかりに、「空間」「肖像」「身体」という視点から、戦争や移動によって刻まれた記憶と、人々の暮らしや土地との関わりを読み解いています。
黄子明
写真家。三十五年以上にわたり報道写真家として社会や歴史をテーマに取材・撮影を続けています。《抗米援朝中国義勇軍の「反共」のイレズミ》では、朝鮮戦争後に台湾へ渡った元中国義勇軍兵士たちの身体に刻まれたイレズミを通して、時代に翻弄された人々の人生と歴史の記憶を記録しています。
沈昭良
写真家、華梵大学教授。長年にわたり台湾社会や人々の暮らしをテーマに創作活動を続けています。《自強》では、高雄市自強新村を舞台に、日本統治時代から現在まで受け継がれてきた眷村の空間や人々の生活を記録し、歴史と暮らしが重なり合う風景を描いています。
嘉義市人文写真推進プロジェクト(共同制作)
《眷戀眷村》は、嘉義市人文写真推進プロジェクトによる共同制作です。再建された眷村に暮らす住民の肖像や生活空間を記録し、時代の変化のなかで受け継がれる暮らしと記憶を映し出しています。