『セデック・バレ』俳優陣再集結!現代に生きる原住民の家族を描いた『猟師兄弟』スー・ホンエン(監督)来日トークイベント開催‼
「台湾文化センター台湾映画上映会2025」第3回上映会は、6月14日(土)に早稲田大学小野記念講堂にて開催されます。現代に生きる原住民族の葛藤と、家族の物語を深く描き出した映画『猟師兄弟』(原題:獵人兄弟)の上映後、スー・ホンエン監督が会場に登壇してトークイベントを行います。本作は、タロコ族の祖父の日常を追ったドキュメンタリー映画『靈山』の蘇弘恩監督の最新作で、『セデック・バレ』(2011)のシュー・イーファン、マー・ジーシアン、リン・チンタイの再共演でも注目されています。

『猟師兄弟』(原題:獵人兄弟)
2024年/109分/台湾 原題:獵人兄弟/英題:Hunter Brothers
監督:スー・ホンエン(蘇弘恩)
出演:シュー・イーファン(徐詣帆)、マー・ジーシアン(馬志翔)、リン・チンタイ(林慶台)、エイミー・シュ(許靈勻)
©️Phbah Film Production Ltd.
◆高雄映画祭2024クロージング作品
◆ハワイ国際映画祭2024
父と狩りに行った山で起きた事故が、タロコ族の兄弟の運命を大きく変えた─。兄弟の生き様から、伝統と文明の対立が描かれていく。
『セデック・バレ』(2011)のシュー・イーファン、マー・ジーシアン、リン・チンタイが再び共演した話題作。監督は自身のタロコ族の祖父の日常を追ったドキュメンタリー映画『靈山』の蘇弘恩。本作では、現代に生きる原住民族の葛藤と、家族の物語を深く描き出した。
【登壇者紹介】

スー・ホンエン(蘇弘恩)/監督
1986年、台湾生まれ。世新大学放送テレビ映画学系大学院卒業。原住民と閩南人の両親を持ち、二つのアイデンティティのあいだを行き来することで、世界を多角的に観察する視点を持つ。長編企画『猟師兄弟』が、2019年金馬創投会議に選出され、台湾優良脚本賞優秀賞を受賞。短編映画『土地(The Land)』(2017)が、クレルモン=フェラン国際短編映画祭国際コンペティション部門に入選。現在は、原住民や社会的なテーマに焦点を当てた作品づくりに取り組んでいる。

石坂健治/東京国際映画祭シニア・プログラマー・日本映画大学教授
専門はアジア映画史・日本ドキュメンタリー映画史・芸術行政。早稲田大学大学院文学研究科で映画学を専攻、修士課程修了。国際交流基金でアジア映画関係の映画祭・上映会を通算約70件プロデュースし、現在は東京国際映画祭「アジアの未来」部門シニア・プログラマー、日本映画大学映画学部教授・学部長。2024~25年米ミシガン大学招聘教授。台湾関係の著作には監修をつとめた「台湾映画 ポストニューシネマ時代の監督ガイド」(台湾文化センター・日本映画大学、2023)がある。ほかの共著に「ドキュメンタリーの海へ─記録映画作家・土本典昭との対話」(現代書館、2008)、「アジア映画の森 新世紀の映画地図」(作品社、2012)、「躍動する東南アジア映画~多文化・越境・連帯〜 」(論創社、2019)など。2008年から現在までアジア・フィルム・アワード(香港)審査員。
【台湾映画上映会2025『猟師兄弟』上映会&トークイベント詳細】
日 時:2025年6月14日(土)※上映後に解説、トークイベントあり
開 場:12時30分/開演:13時00分(上映時間109分)
場 所:早稲田大学小野記念講堂(東京都新宿区西早稲田1-6-1 27号館地下2階)
登壇者:スー・ホンエン(本作監督)
解 説:千野拓政(早稲田大学名誉教授)、張文菁(愛知県立大学外国語学部中国学科准教授)
※ゲスト・イベント内容は予告なく変更となる場合がございます。ご了承ください。
≪参加無料、事前申し込み制≫
申込み受付:6/4(水)昼12:00 から先着順。※定員になり次第、申込み終了。
申込み先:≪Peatix≫ https://taiwanculture.peatix.com/ ※事前にPeatix に登録が必要です。