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【音楽】蔣進興と馬蘭アミ族古謡の集い

【音楽】蔣進興と馬蘭アミ族古謡の集い

定員に達しましたため、受付を締め切りました。たくさんのお申込みありがとうございました。


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この夏、東京・虎ノ門に馬蘭アミ族・蔣進興氏の素朴で豊かな歌声が響き渡ります!


今回台湾より招聘する蔣進興氏は、アトランタオリンピックでその歌声が使用され一躍有名となった馬蘭吟唱隊初代リーダー郭英男(Difang)氏の長男であり、郭英男氏亡き後、馬蘭アミ族の伝統を受け継ぐ第二代馬蘭吟唱隊のリーダーとして、各地で精力的に公演活動を行っている唄い手です。


第二代馬蘭吟唱隊、若手実力派メンバー・滔滔(タオタオ)氏を伴った待望の初来日公演では、伝統歌唱法の「複式合唱」による滋味あふれる歌声を聴かせてくれるでしょう。


台湾の自然や暮らしのなかで歌い継がれてきた馬蘭アミ族の歌を聴きながら、台湾の豊年祭の雰囲気を味わってみませんか?


日時:2017年8月27日(日)14~16時(2時間程度)


会場:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター(東京都港区虎ノ門1-1-12 虎ノ門ビル2階)


【最寄り駅】東京メトロ「虎ノ門駅」9番出口徒歩 約1分;東京メトロ「霞ヶ関駅」C2出口 徒歩 約3分;都営地下鉄「内幸町駅」A4出口 徒歩 約7分;JR「新橋駅」 日比谷口 徒歩 約12分


定員:80名(入場無料、予約制。30分前開場、自由席)


ご予約の方は本ページ下の「参加申込」をクリックしてください。必要事項を記入のうえ、申込みいただくと、予約確認メールが自動返信されます(迷惑メールに分類される場合があります。事前に設定をご確認ください)記入項目のCAPTCHAは「音声再生」の左の横文字を枠にご記入ください。CAPTCHAエラーと時間切れの場合になりましたら、リロードしてもう一度ご記入ください。 


 


《アミ族の文化を伝える美しき歌声》


 ■蔣進興と第二代馬蘭吟唱隊


 蔣進興と馬蘭吟唱隊の故郷はアミ族の馬蘭部落、生活に於いて歌うことが日常であるアミ族伝統部落です。


かつて文字を持たなかったアミ族は歌を通して祖先の知恵や教訓を後代に伝えてきました。しかしその後、アミ族の生活も現代化し流行歌が流入するにつれ、優美な部族の伝統歌も徐々に忘れ去られてしまいました。


1996年、アトランタオリンピックのオープニングセレモニーに於いて図らずも部落の先人である郭英男の歌声「飲酒歡樂歌」が流れ、台湾原住民アミ族の伝統歌の美しさを世界中に知らしめる結果となりました。そしてにわかに原住民伝統歌を学ぶ流行が起きたものの長続きせず、生活の中で歌い継ぐまでには至りませんでした。


郭英男が去って15年、もはやアミ族伝統歌は消失の危機にまで直面しています。そこで郭英男の長男である蔣進興が伝統歌を遺し伝えようと、亡き父・郭英男の遺志を引き継いで第二代馬蘭吟唱隊を率いて立ち上がりました。そして蔣進興は、その伝統歌を通して、豊かなアミ族文化を広く紹介することに努めています。日本の皆様に音楽性に優れた伝統歌を聴いていただくこと、引いてはアミ族伝統文化および先人の知恵の伝承に触れていただくことが蔣進興らの願いなのです。


 ■すばらしきアミ族伝統歌


  アミ族の伝統歌は一人がリードボーカルを務め、他の歌唱者が追随して歌う「複式合音唱法」(複音式唱法)が特徴です。女性と男性が共に歌い、途中でそれぞれ別の歌詞やメロディに変わりますが、最後は男女の歌声が見事に重なり合うのです。


 彼らは現代の生活の中に於いても日常的に歌います。誰かが歌えば皆が追随する、そんな伝統文化が未だに生きています。馬蘭アミ族発祥の地である馬蘭部落を誇りとし、第二代馬蘭吟唱隊は世界中にアミ族伝統歌を伝え続けています。


 ■世界に響く馬蘭吟唱隊の歌


  若き日の郭英男は、誰をも魅了する熟練した美しい歌唱で馬蘭部落のリードボーカルを務めていました。1978年に部落の数名で「馬蘭吟唱隊」を結成し、台湾各地に赴いて公演を重ね、1988年と1999年にはフランスや日本においても公演しました。そして馬蘭吟唱隊の大自然をイメージさせる美しく純粋な歌声は、「台湾原住民の天籟の歌声」「世界の歌声」との誉れ高い呼び名を与えられ、言語の壁を越えて台湾原住民伝統歌謡を世界中に知らしめることに成功したのです。


 その後2002年に郭英男が世を去り、第一代のメンバーも続けて後を追うなか、部落の古老らから伝統歌を守ろうという機運が高まっていきましたそして郭英男の長男である蔣進興を中心に新たに馬蘭吟唱隊が結成されたのです。第二代の馬蘭吟唱隊も美しい伝統歌を受け継ぎ、引き続き世界へそのすばらしさを発信し続けています。


■共演者紹介


滔滔(タオタオ)


第二代馬蘭吟唱隊隊員。若い頃はレストランの常駐民歌歌手として活躍、その後郭英男氏に師事し伝統歌謡を学ぶ。郭英男氏が去った後は引き続き蔣進興氏に師事。第二代馬蘭吟唱隊において最も若く優美な歌声で魅了する。


 ■司会と通訳


品川 真紀


原住民文化学習を通じて蔣進興氏と知り合い、アミ族伝統歌を学んで2年。台東は心の故郷、年に数回台東を訪れ馬蘭吟唱隊のメンバーと集い歌うことが楽しみ


主催:


台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、台湾原住民族との交流会、台湾文化補習班(台湾文化勉強会)