メインのコンテンツブロックにジャンプします

「台湾映画祭in 高田世界館 2015」が開幕

 新潟県上越市で「台湾映画祭 in 高田世界館」が4月24日に開幕し、4月30日まで開催される。


 同映画祭は、台北駐日経済文化代表処台北文化センターと上越市のNPO法人「街なか映画館再生委員会」の協力により開催されたもので、期間中に「KANO 1931海の向こうの甲子園」(原題:KANO)、「天空からの招待状」(原題:看見台灣)、「祝宴!シェフ」(原題:總舖師)、「光にふれる」(原題:逆行飛翔)、「orzボーイズ」(原題:囧男孩)の5作品および日本で制作されたドキュメンタリー映画「台湾人生」が上映されている。


 高田世界館は100年以上前の1911年にオープンした日本最古級の映画館で、当時そのままの建物が国の有形文化財に登録されている。また、高田は蒋介石・元総統が1910年~11年に留学していたという縁がある。


 開幕日の4月24日は、「光にふれる」の上映時に朱文清・台北駐日経済文化代表処顧問兼台北文化センター長および関原貢・上越市長らが登壇し、挨拶を述べた。


 朱顧問は、「映画はその国の文化を知る一番の方法であり、今回上映される台湾映画はどれも台湾で非常に評判の高い作品ばかりである」と述べ、映画を通して台湾への理解が深まることに期待を示すとともに、「これをきっかけにぜひ台湾を旅行してほしい」と呼びかけた。


 関原・副市長は、ちょうど今年3月に北陸新幹線が開業したばかりのタイミングで同映画祭が開催され、台湾映画を通して新潟県の人々の台湾文化への理解が深まり、双方の人々の相互交流が広がることに期待を示した。


 このほか、同映画祭では、映画「台湾人生」の酒井充子監督および「映画で知る台湾」(明石書店)の著者である野嶋剛氏(朝日新聞元台北支局長)のトークショーも行われた。



オープニングセレモニーで挨拶する朱文清・台北駐日経済文化代表処顧問兼台北文化センター長



左2:朱文清・台北駐日経済文化代表処顧問兼台北文化センター長
右2:岸田國昭・「台湾映画祭」実行委員長
右1:大島誠・「台湾映画祭」実行副委員長


《2015年4月28日》