台湾の音楽は民族学の見地から、原住民音楽、漢族音楽、西洋音楽の三分野に分けることができます。今回は漢族音楽(南管)、西洋音楽(台湾歌曲とオペラ選曲)を紹介します。
フォルモサの響き
南管演奏の「台南市南聲社」は、1915年に創立された台南市指定無形文化財の由緒ある演奏団です。活動はアジアをはじめ欧米各国まで及んでいます。その演奏形式は中国大陸から伝来した当時の音色を頑なまでに守って次世代へと継承すべく励んでいる姿には心から敬服します。
演奏会日時 :9月10日(土)19:00~20:30(18時30分開場)
会場 :台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
出演 :台南市南聲社
主催 :台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
共催 :日本台湾芸術文化交流センター
入場無料、先着順、定員80名
フォルモサは歌う
ドイツ・フランクフルト歌劇場専属歌手として活躍した台湾テノール第一人者の王典。アメリカのコンクールに入賞した経歴を持ち、最近日本での歌唱が決まっている林孟君(S)。台湾歌曲を歌う3人の新進ソプラノたちは、昨年来日し、日本芸術歌曲を披露。日本語の発声の正しさと抒情あふれる歌唱は満場の観客を興奮させました。
演奏会日時 :9月11日(日)19:00~20:30(18時30分開場)
会場 :台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
出演 :中華民國聲楽家協會メンバー
主催 :台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
共催 :日本台湾芸術文化交流センター
入場無料、先着順、定員80名
9月12日に、シリーズ・日本からみた「台湾文化」、台湾が伝えたい「台湾文化」。台湾からみた「日本文化」、日本が伝えたい「日本文化」。今回は同じステージで奏でられる台・日双方の音楽を聴いて、各々の思いを確認して頂きたいという一念から計画しました。お問い合わせはスピカまで☎03-3978-6548 spica@sepia.ocn.ne.jp
【チケットの取扱い】東京文化会館チケットサービス ☎03-5685-0650
e+(イープラス)http://eplus.jp/
唐楽饗宴
台南市南聲社と豊山雅楽会との共演です。
「台湾の雅楽」と「日本の雅楽」を同じステージで演奏するという画期的な試みです。台湾雅楽も日本雅楽も中国大陸からの伝来音楽ですが、南聲社は伝統の継承を頑なまでに守って今日に至っています。日本では、宮中、仏寺、神社においてそれぞれが日本化して来ましたが、その結果は実に素晴らしい楽曲となりました。鑑賞される方々は、台日の音楽文化の違いを体感できる場となることでしょう。
演奏会日時 :9月12日(月)13:00~15:30
会場 :銀座ブロッサム中央会館
出演 :台南市南聲社/豊山雅楽会
主催 :日本台湾芸術文化交流センター
後援 :台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
協力 :台南市南聲社/豊山雅楽会
入場料金:前売 3,000円(当日 3,500円)
フォルモサと歌う
日本で最初の公共ホール専属声楽集団「びわ湖ホール声楽アンサンブル」から巣立って「ソロ登録メンバー」となり国内外で活躍を続けている黒田恵美(S)、二塚直紀(T)、迎肇聡(Br)と「びわ湖ホール声楽アンサンブル」現役の山際きみ佳(Ms)の4人の歌手と、中華民國聲楽家協會メンバーの林孟君(S)、王典(T)、劉書妤(S)、林含儒(S)、呉佩娟(S)との合同演奏会は、それぞれの特色ある歌唱“びわ湖の香り”と“フォルモサの香り”を醸し出し、楽しませてくれる夜となることでしょう。
演奏会日時 :9月12日(月)19:00~21:00
会場 :銀座ブロッサム中央会館
出演 :中華民國聲楽家協會メンバー/
びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー 及び現役メンバー
主催 :日本台湾芸術文化交流センター
後援 :台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
協力 :中華民國聲楽家協會/公益財団法人びわ湖ホール
入場料金:前売 3,000円(当日 3,500円)